絵本の情報
森の絵本
【著】長田 弘
【絵】荒井 良二
【出版社】講談社
【ページ数】31
あらすじ
どこかで、よぶ声が、しました。
でも、見まわしても、だれもいません。
どこにも、すがたは、見えないのに、気もちのいい、とても、はっきりした声でした。
「いっしょに ゆこう」
「いっしょに さがしにゆこう」
「きみの だいじなものを さがしにゆこう」
「きみの たいせつなものを さがしにゆこう」・・・
感想
あなたにとって、大事なものは、なんですか?
あなたにとって、大切なものは、なんですか?
問いかけ、ヒントを与えてくれる絵本です。
子供の頃に、大事にしていたもの、大切にしていた思い、大人になって、忘れていませんか?
そんな問いかけにも、感じました。
静かで、平和な森。
そこに流れるのは、豊かな時間。
わざわざ森に出かけなくとも、心に「自分の森」を持ち続けることは、誰にでも、できます。
静かな「詩」のような言葉に添えられた、荒井良二さんの、カラフルで生き生きとした絵は、子供の頃に誰もが当たり前のように持っていた「ワクワク」を表現されているように感じました。
4歳の娘が、この絵本を読み終えたあとの言葉です。
「私の大事なものはね、キラキラの石!」
「大切なものはね、まあるくて、優しい気持ち!」
いつまでも、忘れないでいてほしいです。
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