絵本の情報
ともだち
【著】太田 大八
【出版社】講談社
【ページ数】36
「ともだち」のあらすじ
ぼく、やまぐち よしはる。
組で いちばん 小さい。
いちばん のっぽは、かなもりくん。
でも、目は、とっても ちっこい。
けんかが 強いのは、いしまるくん。
みうら けいこちゃんは 算数の 天才。
国語、算数、理科、社会。
なんでも よく できるのは、
きしもとくん。
図画だけは、まつだくんが 一番。
いちむら ふさえちゃんは、
「ケッケッ、カッカッ。」
と、おもしろい 声で よく わらう。
とても 強い きんがんの めがねを かけて いるので、
「わらいカメレオン」という あだなが ついて いる。
ぼくが、「いちばん えらいなあ。」
と おもうのは、きむらの こうちゃん。
朝、30ぱの にわとりに えさを やってから、
4キロの 山道を あるいて、学校に かよって くる。
かえると、また すぐ、ぶたの せわを して いる。
はらだ まきちゃんは、かわいこちゃんで、歌がじょうず。
あれから 20年・・・・・。
それぞれの、将来が、描かれる。
感想
5歳(幼稚園年長)の娘と読みました。
娘が幼稚園で習ってきた、とてもいい歌があります。
「ね」
歌詞・作曲:高橋はゆみ
うまくいえそうにもないけど
いま おなかのどまんなかに
たしかに あったかいもの もってる
まっすぐにつたえたい
いろんなぐうぜんが かさなって
ここにこうして あなたと
いっしょにいられることが
ただ とてもうれしい
ラララ
ね おじいちゃんになっても
ね おばあちゃんになっても
ずっとずっと いっしょに
あったかく つきあってたいね ね ね
うまくいかないときもあるけど
もういちどやってみたら できた!
まけるもんか がんばれこどもたち
あしたは はれるから
このおおきなあおいほしのうえで
こんなに ちかくなれるなんて
おもいもしなかったから
ただ とてもうれしい
というような歌詞の、メロディーもとても素敵な曲です。
こういう気持ちを、私はずっと大事にしてほしいなと、思っています。
小学校では離れ離れになっても、いつか、幼稚園でできたお友達に再会する日が来ると思います。
数年後かもしれないし、数十年後かもしれません。
この絵本では、みんなの20年後が描かれているのですが、
成長した娘から、「あのときの、あの子が・・・」という報告を受ける日を、
私は今からリアルに想像できて、とても楽しみに待ち望んでいます。
娘がもう少し成長したときに、読み返したい絵本です。
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