切なさをおびた”可愛い”に魅了される日記絵本「ぼくがつぼくにちぼくようび」




絵本の情報

ぼくがつぼくにちぼくようび

【著】荒井 良二

【出版社】平凡社

あらすじ

日記のような、詩のような、一日一日を「不思議な絵」と「ふわふわとした文章」で綴った22編のお話しです。

 

「ぼくがつ ぼくにち ぼくようび」

僕が歩いていると、夕方色したピンクの雲に、何かいい事あったの?と聞かれたので・・・・

 

「ぼくがつ ぼくにち ぼくようび」

夜に窓を開けてフーハーッとおもいきり息を吸い込んだら、思い切り夜を吸い込んだみたいで僕はまるっきり夜になってしまって・・・

 

「ぼくがつ ぼくにち ぼくようび」

探し物をしてたら、ずいぶん前に買ったトランプが出てきて、やあ、久しぶりだねえ、と僕は声をかけてテーブルの上に広げてあげたのでした・・・

 

こんな感じで、淡々と、しかし独特の世界観で「ぼくがつぼくにちぼくようび」が綴られていきます。

感想

これは、私がずっと気になっていて、いつか読みたい絵本でした。

娘につきあってもらって、やっと読むことができました。

 

4歳の娘には、単調で、最後まで耐えられるかな?と心配だったのですが、最後まで、ケラケラと笑いながら、一緒に楽しむことができました。

全てのページが「ぼくがつ ぼくにち ぼくようび」で始まるところが、ツボだったようです。

 

やはり、荒井良二さんの世界観は大好きです。

漢字もほどほどに使われていて、自分で読むなら小学校3年生くらいからだと思います。

 

娘も、こんな「型にはまらない」日記を書くようになってくれないかな・・・と、どこかで期待してしまいます。

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