絵本の情報
ぼくらはいつもいっしょだよ
【著・絵】サム・マクブラットニイ
【訳】小川 仁央
【出版社】評論社
あらすじ
「大きな茶色い野うさぎ」と「小ちゃな茶色い野うさぎ」の物語です。
- かくれんぼのき
- とおくののはら
- きりがおか
- おうちにかえろう
の4つのお話が1冊の絵本になっています。
大きな野うさぎ「デカウサギ」は、小さな野うさぎ「チビウサギ」に色々な遊びを教えてくれました。
木登り、かくれんぼ、タンポポの綿毛飛ばし。
そして、デカウサギは、チビウサギに、いつも迫ってくる危険を教えました。
チビウサギは思います。
「きみは、いつも、僕の楽しみの邪魔をする。」
しかし、結局、いつだって正しいのはデカウサギでした。
チビウサギが一人で遊んでいるときも、危険から守ってくれたのは、頭の中で聞こえた、デカウサギの声でした。
「そこは危ないよ」・・・・
そして、デカウサギとチビうさぎは、遊び疲れて、揃ってある場所に帰ります。
「僕たちにとって、世界中で、一番素敵な、場所」へ。
感想
2わのうさぎは、保護者と子供のように心が通じ合っています。
もしかしたら、親子なのかもしれません。
しかしあえて、絵本の中で、2わの関係については触れていません。
読者の想像に、任されます。
是非お子様と、心のあたたかくなるこの絵本を、想像をふくらませて読んでみてください。
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サム マクブラットニィ 評論社 2013-10
<関連図書>
サム・マクブラットニ,アニタ・ジェラーム 評論社 2008-04
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