小さな落語家さんを生み出す絵本「十二支のどうぶつ小噺」




絵本の情報

十二支のどうぶつ小噺

【著】川端 誠

【出版社】BL出版

あらすじ

2人の子供が、落語家さんに「小噺」について聞いています。

「では、なにかネタをだしてごらん」という落語家さん。

子供たちは「では、十二支のどうぶつでやってみてください。」とネタを振ります。

 

「小噺」とは、短い噺(はなし)のことです。

小噺が集まって「落語」になります。

本のタイトル通り「十二支」の「ねずみ」から「いのしし」までを使って、落語家さんの小噺が始まります。

ひとつひとつはとても短いですので、子供も最後まで飽きずに楽しめると思います。

「ねずみ」

男がねずみを捕まえます。

すると、もう一人の青年がこのねずみは、小さい、とケチをつけます。

「いや、おおきい」

「いいや、ちいさい」

「おおきい」

「ちいさい」

と言っていると、中でねずみが・・・

「ちゅう」

(本文より抜粋)

こんな感じの小噺です。




感想

十二支を覚え、時々、高速でつぶやいている4歳の娘に読み聞かせました。

4歳の娘に通じるかな?と半信半疑だったのですが、おちの部分では「ぎゃぎゃぎゃ」と笑っていました。

同著者は「落語」の絵本を多く出版されており、娘はその落語絵本のファンです。

川端誠さんの絵本は、大人でも十分楽しめますので、お子様と一緒に、笑いながら読んでみてください。

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