道草が大好き!好奇心旺盛なちくわの絵本「ちくわのわーさん」




絵本の情報

ちくわのわーさん

【作】岡田よしたか

【出版社】ブロンズ新社

「ちくわのわーさん」のあらすじ

びゅうびゅうと くちぶえを ふきながら

あるいているのは ちくわのわーさんでした。

 

「おーい!ちくわくん いっしょに あそぼうよ」

スパゲティーと マカロニの きょうだいがやってきました。

 

口笛が得意なマカロニとわーさんは、二人でピュウピュウ。

スパゲティーは、いくらやっても、吹けません。

かわりに、にょろにょろ踊りはじめました。

 

「あ こんなん してる ばあいでは ないんや」

 

先を急いでいると、ドーナツがころころやってきました。

「あんな ふうに まるうなったら ころころ らくちん やろなあ」

でも、ちくわのわーさんには、しんどくて丸くなることができませんでした。

 

また歩いていくと、鯉のぼりに出会い

巻きずしに出会い

 

ちくわのわーさんは、寄り道ばかりしてしまいます。

 

「ああ また みちくさ してもた。はよ いかんと」

 

日も暮れ始めたころ、ちくわのわーさんが先を急いで行くと、そこには

「まってましたんやで~」

と、仲間が待ち受けていました。

 

ちくわのわーさんが、辿り着いた場所とは・・・




感想

「ちくわ」が主役の絵本なんて、きっとこの1冊しか存在しないのではないかと思います。

関西弁で、不思議と親しみが湧きます。

 

寄り道ばかりする、好奇心旺盛な、ちくわ。

どこかのうてんきで、にくめない、ちくわ。

誰とも仲良くなれてしまう、ちくわ。

他の物がうらやましくて、すぐに真似をしてしまう、お茶目な、ちくわ。

 

シュールで、ユーモラスなちょっと変わった、絵本です。

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