絵本の情報
ふまんがあります
【文・絵】ヨシタケ シンスケ
【出版社】PHP研究所
【ページ数】32
あらすじ
「女の子」が、お父さん相手に、たまりにたまった不満をぶつけるお話です。
「私は今、怒っている。」
「なぜなら、大人は、色々とずるいからだ。」
「ちゃんと文句を言って、ずるいのを、やめてもらおう。」
「私は、不満があります!」
女の子が、普段大人に対して抱いている不満を、お父さん相手にぶつけます。
それに対するパパの切り返しの一つ一つが秀逸で、壮大で、ユーモアに溢れ、読んでいて笑いが止まらない本です。
感想
特に娘が気に入ったのが「どうして今忙しい、とか、またあとで、っていうの?」
という女の子への、お父さんの返答です。
「実は、そういうときは、たいてい、大きなおならを我慢しているんだ。」・・・
同著者の作品「りゆうがあります」の次にかかれたもので、続編感を大事にされた絵本だそうです。
我が家では「ヨシタケシンスケ」さんの絵本の中では、この「ふまんがあります」を一番最初に読みました。
もちろん「りゆうがあります」の先でも、後でも、問題なく楽しめる絵本です。
図書館で借りたのですが、表紙を見るなり「この絵本ほしい!」と、4歳の娘が言いました。
夜に読みきかせ、そして次の朝「どうして、大人は・・・!」とものすごい形相で、絵本の女の子の真似が始まりました。
そして、やっぱり「あの絵本、ほしい!」と言っていました。
今まで、大人への不満なんて口にしたことがなかった娘ですが、変な知恵を付けてしまいました。
でも、女の子の真似をする娘の姿もおもしろいので、買ってあげてもいいかな、と思っています。⇒「娘の厳選絵本」
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