絵本の情報
おたんじょうびのおくりもの
【作】村山 桂子
【絵】やまわき ゆりこ
【出版社】教育画劇
【ページ数】31
あらすじ
うさぎの「ぴょんぴょん」が、お友達のお誕生日に贈った「プレゼント」のお話です。
ぴょんぴょんは、お友達の「みーみ」のために、お誕生日の贈り物を考えます。
「そうだ!大事にとっておいた、リンゴをあげよう」
そう思い立ちました。
しかし、大事にし過ぎて、どこに隠したのか忘れてしまいます。
ここにもない、あそこにもない、家中を探し回ります。
あまりに大事にし過ぎて、隠し場所を何度も変えたのです。
ぴょんぴょんは最後、お隣のおばさんにリンゴをあげてしまったことを、思い出します。
みーみにあげようとしたはずの、プレゼント。
ぴょんぴょんは、困り果ててしまいました。
最後は、思いがけない素敵な展開が待っています。
みーみへのお誕生日プレゼントは、無事、渡すことができたのでしょうか・・・
感想
ぴょんぴょんが、リンゴを大事にし過ぎて、隠し場所をあらゆるところに変えていたという設定に、娘と一緒に思わず「変え過ぎでしょ!」と、突っ込みを入れてしまいました。
「そこじゃないでしょ」
「こっちじゃない?」
隣で絵本を見ていた娘も、ぴょんぴょんと一緒にリンゴ探しを楽しんでいました。
自分のお誕生日に、贈り物をもらった、というストーリーだと思って図書館で借りたのですが、主人公が、お友達の誕生日に贈り物をする、というお話しでした。
お友達のためを思う、優しい心も学べます。
深く考えることなく、純粋にストーリーを楽しめる絵本です。
絵に親しみがあるなぁと、読み進めながら思っていたのですが、「ぐりとぐら」の、やまわきゆりこさんの挿絵でした。
「ぐりとぐら」が好きなお子様が、喜ばれるかもしれません。
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