絵本の情報
クリスティーナとおおきなはこ
【作】パトリシア・リー・ゴーチ
【絵】ドリス・バーン
【翻訳】おびか ゆうこ
【出版社】偕成社
【ページ数】48
「クリスティーナとおおきなはこ」のあらすじ
クリスティーナは、色んな物を、集めています。
空き缶
壊れた食器
動かなくなった時計
よれよれのネクタイ・・・
でも、クリスティーナが何より好きなものは
はこ
でした。
箱なら、どんなものでも、大事な宝物になりました。
そして、大きければ、大きいほど、わくわくしました。
ある日、クリスティーナの家で、冷蔵庫を買いました。
クリスティーナは、トラックから運ばれてきた大きな箱を見て、うれしくてとびあがりました。
その日の午後、お父さんが「大きな段ボール箱」に細工をして、
「おおきなはこ」は
「おしろ」になりました。
ところが、隣に住んでいる男の子「ファッツ」がやってきて、クリスティーナの「おしろ」を壊してしまいました。
クリスティーナは、その壊れた箱を横に倒し、また少し細工をしました。
こうして、「おおきなはこの おしろ」は、
「ひみつきち」になりました。
クリスティーナは、ファッツを仲間に加え、「ひみつきち」で遊びました。
すると、また、ファッツにつぶされてしまいました。
クリスティーナは、もう「ひみつきち」なんて、どうでもよくなりました。
でも、つぶれた「ひみつきち」に、また細工をしました。
今度は「レーシングカー」になりました。
その日も、次の日も、クリスティーナはレーシングカーを楽しみました。
すると、またファッツがやってきて、あっというまにぺしゃんこになりました。
ぺしゃんこになったレーシングカー。
今度は、「おやしきのゆか」になりました。
クリスティーナと、ファッツは、その床で、ダンスパーティーをしました。
すると、ファッツが突然、「おやしきのゆかが汚れているぞ」と、ホースで水をかけてしまいました。
もうこれで、「おおきなはこ」は、どうやっても宝物には戻らなくなりました。
もう、クリスティーナの「おおきなはこ」は、なくなりました。
しかし、このあとファッツが・・・
そうして、いつまでも、ふたりの「おおきなはこ」遊びは、終わることがありませんでした。
感想
5歳の娘も大好きな「段ボール箱」。
子供にとっては、格好の遊び道具です。
「箱」があれば、どんなおもちゃもそっちのけで、色々なものを作って遊んでいます。
まさに、この物語の主人公、クリスティーナと一緒で、想像力をかきたてられるようです。
小さな箱から、大きな箱まで。
工作が出来るようになってからは、一人で本当に色々なものを生み出しています。
感心してしまうほど、子供の発想力は豊かです。
「ただの箱」ですが、こんな風に自由に遊ぶと楽しいよ!という、気づきやきっかけ作りにもいいかもしれません。
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