子供の本当の望み!家族で共感できる絵本「ヤカンのおかんとフトンのおとん」




絵本の情報

ヤカンのおかんとフトンのおとん

【さく】サトシン

【絵】赤川 明

【出版社】佼成出版社

【ページ数】32

「ヤカンのおかんとフトンのおとん」のあらすじ

ダダダダダピーッ!!

 

うちの おかんは、ヤカンの おかん。

ねんがら ねんじゅう、ふっとう しとる。

 

「ピーッ!また おもちゃ ちらかして!

ちゃんと かたづけんと、

ぜんぶ ほかすでって ゆうたやろ!」

 

「ピーッ!なんで ピーマン のこしてんねや?」

「ピーッ!なんやの、おみそしる こぼして!」

 

あんまり おこられたら、ぼく、

こわくて ごはんも のどを とおらへんで。

 

ぼくも あかんとこ あるけどな、

おかんも ちょっと

おこりすぎやで。

 

ぼく やっぱり、ヤカンの おかんより

ふつうの おかんが すきや。

 

グースー グースー

うちの おとんは、フトンの おとん。

 

やすみの ひいには、いっつも、フトンに なっとる。

 

「ふわぁ~。もうちょい、ねかせてぇな。

たまの にちようくらい、ゆっくり させてぇな」

 

そんなこと いっとる あいだに、

いちにちが おわってしまうがな。

 

「ふわぁ~。まだ ねむいがな。」

「ふわぁ~。かんべんしてぇな」

 

なにを ゆうても あくび ばっかり。

もうすぐ おひるに なってまうがな。

 

ぼくが おとんと あそべるんは、

やすみの ひぃだけなんやで。

 

ダラダラダラダラ~

デレデレデレデレ~

ふわぁ~ふわぁ~

グダグダグダグダ~

 

ぼく やっぱり、 フトンの おとんより

ふつうの おとんが すきや。

 

ヤカンじゃない おかんと、フトンじゃない おとん。

それが、ぼくの ホントに だいすきな、おかんと おとん!




感想

ヤカンのおかんと、フトンのおとん・・・

思い当たりませんか?

 

きっと、そんなご家庭は多いのではないかと思います。

 

【ちなみに今日の我が家】

「遊ぼう!遊ぼう!」と、パパにかまってほしい、娘。

休みの日には、遅くまで寝ているのに、隙あらばソファで目をつむる主人。

かまってくれないと、どんどんうるさくなる娘。

なぜかパパがいると、普段は聞き分けがいい娘も、ワガママになってしまうのです。

そんな二人を見ていると、たまの休みぐらい子供と思い切り関わってあげてほしいなぁ、と毎回不満を抱いてしまいます。

 

土日祝でも休みがないのは、お母さんだけ。

そんなこと言い出したらお互いさまだし、キリがないのだけれど・・・

「たまには料理してー」とか「子供と思い切り遊んであげてー」とか、言いたいことは沢山あります。

本当は、主人に言いたいそんな気持ちを抑えて、「ちょっと静かにして!」と怒りの矛先が娘に向かってしまうこともあります。

(私と娘二人の時は関係は良好です)

そんな自分と我が家を反省しながら、今日はこの絵本を思い出しました。

 

ヤカンじゃないおかんと、フトンじゃない、おとん。

お父さんもお母さんも、なかなか完璧を目指すのは難しいけれど、子供はみんな、望んでいるのだと思います。

 

いつも子供を叱ってばかりいるお母さんへ。

お休みの日に、ゴロゴロダラダラしてしまうお父さんへ。

そんな両親を持つ、お子様へ。

家族みんなで共感できる絵本です。

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