絵本の情報
エミリーのぞう
【文】フィリパ・ピアス
【絵】ジョン・ローレンス
【訳】猪熊 葉子
【出版社】岩波書店
あらすじ
うちで像を飼うことになった、エミリーのお話です。
エミリーは、大きな牧場のすみっこにある小さな家に、お父さんとお母さんと一緒に住んでいました。
牧場のそばには川が流れていました。
お父さんはよく、「この牧場には木がありすぎる。少し切り倒したほうがいいんじゃないかな」といっていました。
それから牧場の隅にある、空っぽの物置をみて、「あんな役立たずの物置なんか壊してしまおう」ともいっていました。
でも、エミリーは、「いつ、木だの物置だのがいるようになるかわからないわ」と、お父さんが当分のあいだ木を切ったり、物置をこわしたりしないよう約束させました。
ある日、お母さんと動物園にいったエミリーは、赤ちゃんゾウのジャンボと出会います。
ジャンボはなぜか大きくならないので、動物園に置いておくことはできないと飼育係から聞かされます。
そこで、エミリーは飼育係に、ジャンボに家があげられるのよと話しました。
このあと、お母さんもエミリーの後押しをし、飼育係と話がついて、ジャンボと、おまけにジャンボと仲良しの猿がうちにやってくることになります。
感想
絵は、線画に薄塗りの、優しい挿絵です。
ジャンボがうちにくることに、お母さんもお父さんも反対することなく、乗り気なのが読み聞かせながら嬉しくなります。
子供の夢や望みを、親も一緒になって楽しみ、叶えてあげるという素敵な絵本です。読みながらワクワクしてしまいました。
プレゼントにもおすすめです。
>>こちらの絵本も人気です
- 「プレゼントにおすすめ」の絵本
- 「家族を描いた」絵本
※こちらの絵本は、現在販売されていないようです。中古か、図書館でお探しください⇒中古の絵本を購入する際のコツ