絵本の情報
わたしようちえんにいくの
【文】ローレンス・アンホールト
【絵】キャスリーン・アンホールト
【訳】角野 栄子
【出版社】文化出版局
【ページ数】32
「わたしようちえんにいくの」のあらすじ
アンナは、小さい女の子。
まだ、学校には行けません。
働きにも、行けないし。
でも、ママは言います。
「もう おおきいんだから うちにばかりいちゃだめよ」
「ようちえんに いって おともだち たくさん つくらなくちゃ」
アンナとママは、幼稚園で履く靴を買いに行く約束をします。
でも、どうしよう・・・
一人で靴、はけなかったら。
お友達と、仲良くできるかしら。
妹と一緒に幼稚園行きたいけど、赤ちゃんは、まだいけないのよね。
「やっぱり わたし おうちに いる」
しかし、ついにアンナが幼稚園に行く日がやってきました。
心配だったアンナですが、先生に優しくしてもらい、お友達とも楽しく遊びました。
迎えに来たママに、アンナは言いました。
「あしたも ようちえんに いくんだ、わたし」
感想
幼稚園、保育園に入園前のお子様に、心の準備として読み聞かせてあげるのにぴったりの絵本です。
まず、先生が優しくアンナを迎え入れてくれます。
そして、お友達に、紹介してくれます。
本を読んだり
みんなと遊んだり
トイレで並んだり
おもらしする子もいたり
手洗い
おやつの時間
歌
手遊び
外遊び
こんなふうに、幼稚園の一日の様子が描かれています。
幼稚園って、どんなところ?
なんて自分から疑問を投げかける子供は、案外少ないかもしれません。
お母さんも、兄弟も、一緒に行くことはできないけれど、
幼稚園って、こんなに楽しいところだよ。
子供の心に寄り添って、そっと教えてくれる絵本です。
娘が入園前、心の準備をしてあげられなかったことを、私は今でも悔やんでいます。
どんな言葉よりも、こんな絵本を知っていれば、子供に具体的なイメージを持たせることができると思います。
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