人は死んだらどうなるの?を教えてくれる絵本「おじいちゃんがおばけになったわけ」




絵本の情報

おじいちゃんがおばけになったわけ

【著】キム・フォップス・オーカソン

【絵】エヴァ・エリクソン

【出版社】あすなろ書房

【ページ数】31

あらすじ

「エリック」少年と、死んでしまったはずの「じいじ」との物語です。

 

エリックが大好きだった「じいじ」が、心臓発作で死んでしまうところから物語が始まります。

エリックは、死んだ「じいじ」がどうなってしまうのか、気になって仕方がありません。

 

「土になるんだよ」

「天使になるのよ」

 

パパとママは、そう教えてくれるのだけれど、いまいち理解ができずにいます。

その夜「じいじ」は、エリックの元にあらわれます。

 

「じいじ」はおばけになってしまったのです。

 

ふたりが読んだ「おばけの本」には「この世に忘れ物があると、人はおばけになる」と書いてありました。

それから毎夜、じいじはエリックの元を訪れ、2人で「忘れ物」を探し始めます。

 

何日か経ち、最後に「忘れ物」を思い出したじいじは、いつも通り、エリックの元を訪れます。

「じいじ」が「エリック」に語った、「忘れ物」とは・・・




感想

とても素敵な物語でした。

 

4歳の娘は「おばけ」が出てくるという設定に、興味深々、時々ゲラゲラ笑いながら、物語を楽しんでいました。

そして、最後に「じいじ」が「エリック」の元に訪れたとき、何かを察したかのように、私にしがみついてきました。

 

最後の話しの展開に、2人でしんみり、絵本を読み終えました。

 

人は死んだらどうなるの?という、幼い子供の疑問を、心温まる「じいじとエリック」の関係と、優しい物語で、紐解いてくれます。

 

時々「ママが死んじゃったら・・・おじいちゃん、おばあちゃんが死んじゃったら・・・」

という疑問と、不安を抱き始めた娘には、ちょうど良い絵本でした。

 

次の日も「また読んで!」と、この絵本が気に入ったようです。

図書館で借りたのですが、手元にあってもいいなと思わせてくれる本です。

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