せつなくてあたたかくてユーモラスな家族の物語「おかあちゃんがつくったる」

おかあちゃんがつくったる

【作・絵】長谷川 義史

【出版社】講談社

【ページ数】36

ぼくは いま、しょうがく さんねんせい。

 

僕が一年生のとき、お父さんは、亡くなりました。

今は、おかあちゃんと、おねえちゃん、ぼくの3人で、元気に暮らしています。

 

おかあちゃんは、家で、ミシンの仕事をしています。

ぼくは、たびたび、おかあちゃんに欲しいものをねだります。

 

すると、おかあちゃんは、ミシンで僕のために、欲しいものを、作ってくれました。

けれど、それは、いつも納得のいかないものでした。

おかあちゃんの作るものは、どこか格好悪くて、それを着たり、持っていくと、同級生に笑われます。

僕は、恥ずかしい思いばかり、していました。

 

ある日、僕は父親参観のお知らせを持って帰りました。

おかあちゃんは、自分がおとうちゃんのかわりだからと、小学校に行くと言います。

その時、僕は、思ってもいなかったことを、おかあちゃんに言ってしまいます。

 

「ぼくも みんなと おなじ

おとうちゃんが ええねん

おとうちゃんに きて ほしいねん

おとうちゃん つくってえな

なんでも つくれるって

いうたやん

おとうちゃん

つくってえな」

 

すると、おかあちゃんは、悲しい顔でこう言います。

「ごめんな、

おかあちゃんの ミシンでも

おとうちゃんは つくられへんわ」

 

次の日曜日、父親参観の日、僕は、授業がはじまってしばらくして、後ろを見ます。

僕は、息が、止まります・・・

 

せつなくて、あたたかい、家族の物語です。

最後のオチの部分で、5歳の娘と一緒に、涙を流しました。

悲しくて、感動して、ではなく。

爆笑しました。

連続4回、読まされました。

 

この絵本は、著者が、おかあちゃんとの思い出を描いた、自伝的絵本なのだそうです。

おかあちゃんが、ミシンでは作ることのできなかった、お父ちゃん。

でも、おかあちゃんは考えました。

おかあちゃんの考えた衝撃の解決策、この絵本の最後の部分を、是非、お子様と一緒に、読んで、感じてみてください。

笑いの中に、しっかりと学びがある絵本です。

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