絵本の情報
どんなにきみがすきだかあててごらん
【著者】サム・マクブラットニイ
【絵】アニタ・ジェラーム
【出版社】評論社
【ページ数】32
あらすじ
大きな茶色い野うさぎ「デカウサギ」と、小さな茶色い野うさぎ「チビウサギ」の物語です。
チビウサギは、デカウサギに聞いてみたくなりました。
「どんなに、君が好きだか、当ててごらん。」
そこから、デカウサギとチビウサギの、どちらがどれだけ相手を好きと表現できるかの、競争が始まります。
どんなに手を大きく広げてみても、どんなに背伸びしてみても、どんなに頑張ってジャンプしてみても、チビウサギはデカウサギの大きさに勝つことができません。
夜になって、眠くなったチビウサギは、言います。
「ぼく、お月さまに届くぐらい、君が好き。」
そして眠りに落ちます。
デカウサギは、ほほえみながら、ささやきます・・・
感想
最後も、やはりデカウサギのほうが大きな愛情表現をして、物語が終わります。
その言葉に、胸を打たれました。
2わのうさぎは、親子のように心が通じ合っています。
この絵本に出会う前から、我が家でも、娘と2人、どちらがどれくらい好きか表現して競って遊んでいました。
まるで、自分たちを見ているようで、親近感を覚えました。
絵本としては、文章が少なく、4歳の娘には少し物足りないようでした。
しかし、内容は素晴らしく、挿絵もほのぼのとしていて、子供に安心感を与えられるおすすめの絵本です。
是非、手に取って読んでみていただきたい一冊です。
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<関連図書>
サム・マクブラットニ,アニタ・ジェラーム 評論社 2008-04
サム マクブラットニィ 大日本絵画 2016-06-02