全ての園児への応援歌!勇気をもらえる絵本「ようちえんいやや」




絵本の情報

ようちえんいやや

【作・絵】長谷川 義史

【出版社】童心社

【ページ数】32

「ようちえんいやや」のあらすじ

たけしくんが泣いている

今日も、トイレで泣いている。

 

「ようちえん いくの いやや

ようちえん いくの いやや

ようちえん いくのいややー」

 

なんで泣いているのかな・・・

 

「えんちょう先生に、おはようのあいさつするのがいややー」

 

 

まなちゃんが、泣いている。

今日も布団の中で泣いている。

 

「ようちえん いくのいやや

ようちえん いくのいやや

ようちえん いくのいややー」

 

なんで泣いているのかな・・・

 

「いちごが 好きやのに、ももぐみやから、いややー」

 

 

そんな感じで、色んな子が、様々な理由で、幼稚園を嫌がっています。

 

椅子のマークが、へびさんやから、いやや。

合奏の時、カスタネットばっかりやから、いやや。

お帰りの時、みんなで歌うたうのがいやや。

下駄箱が一番下やから、いやや。

 

ようちえん いくの いやや

ようちえん いくの いやや

ようちえん いくの いややー

 

ぼくは、わたしは・・・

 

おかあちゃんと

いちにち

いっしょに

いたいだけ

なんやー




感想

娘の登園拒否も、かなりのものでした。

 

聞けば聞くほど、理由は出てきました。

 

しかし、登園拒否がおさまったときに思ったのは、

理由は子供の言葉では表現できないような、本当に些細なことだったかのかもしれないし、

根掘り葉掘り聞く必要はなかったのかもしれない、ということでした。

 

結局は、この絵本の子供たちのように

「ママと一日一緒にいたい」

「ママと離れたくない」

だけだったのかもしれません。

 

娘の場合、たぶん今も、そこは変わらないと思います。

幼稚園での楽しみを知って、

社会性も身について、

さらに我慢することも覚えたから、

 

「今日も幼稚園行ってくるね。また会おうね!」

と、何とか笑顔で登園できるようになったのだと思います。

 

娘が幼稚園を嫌がっている時期にこの絵本と出会っていたら、

「みんな一緒だね!」

「みんな朝から叫んでるねー!」

と共感しながら、笑い合えたと思います。

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