絵本の情報
シロナガスクジラより大きいものっているの?(ふしぎだな?知らないこといっぱい)
【作】ロバート・E・ウェルズ
【訳】せな あいこ
【出版社】評論社
「シロナガスクジラより大きいものっているの?」のあらすじ
これ、なんだかわかる?
シロナガスクジラのしっぽだ。
”おびれ”っていう。
このおびれのところだけで、ちきゅうじょうの、たいていのいきものより大きいんだよ。
からだぜんぶだと、ちきゅうじょうのすべてのいきもののなかで、いちばん大きい。
でもね、シロナガスクジラだって、この世でいちばん大きなものじゃないんだ。
エベレスト山は、すごく、すごくでっかい。
もし、山のなかがからっぽになっていたら、シロナガスクジラを100匹入れたびんが、100万ははいるくらい。
でもね、エベレスト山だって、いちばん大きいものには、まだまだかなわない。
もし、エベレスト山を100個、次々に積み上げたとしても・・・
ちきゅうから見れば、ちょこんとヒゲがはえたようなもの!
だからって、ぼくらの地球が、この世でいちばん大きいなんて、思っちゃいけないよ。
宇宙は、ぼくらが知ることができる物の中で、いちばん大きいもの。
うちゅうは、シロナガスクジラより、うんとうんと大きい。
この本に書いてあるのは、うちゅうのこと。それから、ほかのたくさんの大きなもののこと。だから、100万とか、10おくとかの数も出てくる。これがどれくらい大きな数かっていうとね。ほんとうにほんとうにがんばって10おくまで数えようと思うなら、数を数えるのをしごとにしたほうがいいね。だって、毎日12時間数えつづけても、50年いじょうかかるんだから!この本を読んで、きみがなにか大きなことを考えたくなってくれるとうれしいな。
前書きより
感想
100万、10億という数字は、5歳の娘には、少し難しいかな?と思いましたが、目をキラキラさせて最後まで見入っていました。
まず、シロナガスクジラの「おびれ」の大きさから始まります。
「へぇ~そんなに大きんだ!」
そして、シロナガスクジラの体全体がどれだけ大きいかを知ります。
「そんなに大きいクジラなんて、いるの?」
それから、エベレスト山の話になると、
「富士山が何個分?100個分くらいだね!」
普段は読み聞かせのときにしゃべることは少ないのですが、予想以上の反応に、こちらが驚いてしまいました。
楽しみながら学ぶことができますので、小学生になったら、もう一度一緒に読んでみたい絵本です。
この絵本はシリーズ化されているようです。
是非、他シリーズも読んでみたいと思っています。
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