絵本の情報
りんごかもしれない
【著】ヨシタケ シンスケ
【出版社】ブロンズ新社
【ページ数】32
あらすじ
ひとつの「りんご」をめぐって「ぼく」が繰り広げる、無限の世界。
ある日、学校から帰ってくると、テーブルの上に「りんご」が置いてあった。
・・・でも・・・・・もしかしたら
これは りんご じゃないのかもしれない。
そこから、次から次へと「ぼく」の妄想が始まります。
もしかしたら、大きな「さくらんぼ」の一部かもしれない。
ほんとうは、ほかのものに、なりたかったのかも、しれない。
ぼくのこと、好きなのかも、しれない。
そもそも、なんでここに、あるのだろう。
ぼくをつかまえるための、ワナかもしれない・・・
「ぼく」の妄想は、止まることを知りません。
感想
この絵本は、人気絵本作家「ヨシタケシンスケ」さんのデビュー作だそうです。
これが、最初で最後だと思って描かれた絵本。
しかし、後にこの絵本が「発想絵本第一弾」となり、次々にご著書を出されます。
発想絵本第二弾☟
発想絵本第三弾☟
「りんごかもしれない」には、ヨシタケさんご自身が、好きだった絵本、嫌いだった絵本、すべてを思い出し、そこからご自分が好きな要素を全部取り入れたそうです。
「もしかしたら~かもしれない」
私自身も、普段からこの発想をよくします。
何でもまずは信じてみる、という「素直な心」というのも大事です。
しかし、事を疑って見るという「もしかしたら~かもしれない」という姿勢は、人や社会の意見に流されやすい日本人にとても必要なものである、かもしれない、と思います。
モノやコトをよく観察し、そこから 想像して 次々に発想する「遊び」。
誰かと一緒に永遠としてみるのも楽しそうですね。
自分なりの考えを持つ力、想像力を育てる絵本です。
ヨシタケ シンスケさんの絵本は、娘が幼児のうちに読破する予定です。
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