絵本の情報
なつみはなんにでもなれる
【著者】ヨシタケ シンスケ
【出版社】PHP研究所
【ページ数】48
「なつみはなんにでもなれる」のあらすじ
なつみは、寝る前、すごくいいことを思いつきました。
「おかーさん!おかーさん!
なつみはね、すごくいいこと おもいついたよ!」
「なつみが なにかの マネをして、それをおかあさんが
あてるゲームだよ!」
なつみは、色々なものに変身します。
「もうすぐ ねるじかん なんですけど。」
「あたんなくても おこらない?」
そう言いながら、お母さんは、なつみに付き合います。
ポット
せんたくばさみ
おにぎり
オムライス
ふじさん
サンタクロース
あさり
あかちゃん
なつみは、いろいろな芸を披露しますが、お母さんは、全問不正解・・・
お母さんの心配通り、なつみは「なんで、わかんないの?」と不機嫌になったり、問題の数が増えたりします。
感想
家事をやりながらのお母さんの対応が冷静で、「分かる!」と、共感してしまいました。
「これなーんだクイズ」や、こちらが忙しいときの「いいこと思い付いた!」という、かまってほしいアピール。
我が家の日常と重なることが多くて、爆笑する娘の隣で、私は違う意味で笑いました。
ちなみに、5歳の娘は
「誰の食べ方かあてて!」クイズを、食事中に出題してきます。
幼稚園のお友達、先生の食べ方を真似するのです。
マニアックすぎて、分かりません。
でも、きっと特徴を掴んでいるのだろうなと、想像すると、吹き出してしまいます。
子育てって、大変だけど、面白い。
子供って、めんどくさいけど、大好き。
ヨシタケシンスケさんの絵本を読むと、
「なんだ、うちだけじゃないんだ」
と、ほっとできたり、安心できたり。
うちの子もそう!と共感できて笑ってしまったり。
幼児の心理を突いた内容と、どこの家庭でもある日常を、絶妙なバランスで、言葉と絵で表現されているなと、いつも感心してしまいます。
娘も、私も大ファンです。
この絵本も、娘と一緒に爆笑しました。
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