時報が天職。動物たちの癖に笑ってしまう絵本「メアリー・アリスいまなんじ?」




絵本の情報

メアリー・アリスいまなんじ?

【作】ジェフリー・アレン

【絵】ジェームズ・マーシャル

【訳】小沢 正

【出版社】あかね書房

あらすじ

うしの ジョンソンおばさんは、時計を合わせようと、電話サービス会社の番号を回しました。

そこへ電話をかけると、正しい時刻を教えてくれるのです。

 

「ピッピッポーン。ただいま、時刻は8時15分10秒でございます。クワッ!」

 

メアリーおばさんは思いました。

「いったい、誰なのかしら?きびきびとして、感じがいいこと。」

 

それは、あひるの メアリー・アリス。

メアリーのところにかかってくる電話は、ひっきりなし。

そのたびに、メアリーは時刻を読みあげました。

 

「ピッピッポーン。ただいま、時刻は8時16分でございます。クワッ!」

 

仕事に無駄のない、メアリー・アリス。

町のみんなも、アリスがお気に入りでした。

そしてアリスも、今の仕事が大好きでした。

 

ところがある日、メアリーは風邪をひいてしまいました。

声もガラガラ。

仕事をお休みするしかありません。

 

めんどり社長は言いました。

「へいき、へいき。たいした仕事でもないんだから。」

 

家へ戻ったメアリーは、誰が自分のかわりに仕事をするのか、気になって仕方がありませんでした。

 

そのころ、会社では、めんどり社長がメアリーのかわりを探すため、沢山の動物の面接をしていました。

 

へびのエリックには、気味の悪いひそひそ声を出すクセがありました。

「ピッピッポオオン。ただいま、時刻は、10時20分でございまあす。シュシュシュシュシュウ。」

この声を聞いたものは、誰もがぞっと震えあがりました。

 

犬のジェイクは、残念なことに仕事のやり方をまるきり飲み込んでいませんでした。

「ピッピッポーン。ええっと、いまの じこくは だいたい ごぜんの11時くらい。ま、そんなところさ。ふう、けっこうめんどうな しごとだね、こりゃあ。」

まるで役に立ちません。

 

アルマジロのチャーリーは目がよくありません。

「ええっと、とけいは、どこでしょう?」

 

ハイエナのコニーは、町でも評判のおかしがりや。

「ピッピッポーン・・・ウフフフフ、アハハは。ただいまじこくは・・・ウフフフ。ああ、おかしい。アッハッハッハッ。ワッハッハッハッ。」

 

ビーバーのメイは、すこしばかり、張り切り過ぎました。

問い合わせを待っていられず、自分のほうから電話をかけてしまったのです。

 

「ごくろうさん。また、いつかね。」

めんどり社長は、ためいきをつきました。

見ると、誰一人、残っていません。

 

風邪が治って仕事に戻ってきたメアリーに、めんどり社長は贈り物をしました。

こんな手紙とともに。

 

「しんあいなる メアリー

この しごとに かけては、あなたが やっぱり

せかいいちね・・・」

感想

めんどり社長にとっては、大したことがない仕事。

代わりは、いくらだっている。

 

しかし、メアリーは、電話サービスの仕事が大好きで、楽しくて仕方がありませんでした。

そして、それは、とても向いていました。

 

町のみんなからも、信頼され、好感を持たれていた、メアリー。

最後は、やっぱりメアリーしかいない!

そんなハッピーな結末に、何だかとても嬉しくなりました。

 

メアリーが仕事を休んでいる間の、めんどり社長が行った面接。

その場面がとてもおかしくて、5歳の娘と一緒に大笑いしました。

 

そういえば、時報って、最近聞かなくなりました。

今度、娘と一緒に時報を聞いてみたいと思います。

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