あらゆるものに変身する猫と、少年の日々を描いた絵本「ぼくのにゃんた」




絵本の情報

ぼくのにゃんた

【著者】鈴木 康広

【出版社】ブロンズ新社

【ページ数】36

「ぼくのにゃんた」のあらすじ

ねこの にゃんたは ぼくのねこ

ちょっと かわった ねこなんだよね

 

きがつくと いつも すました かおして

なにかに なっているんだよ

 

きょうのきぶんは にゃべ(鍋)みたい

まにゃいた(まな板)のときも あるよ

 

そとに でると ニャンバランスの スニーカーになって

いっしょに かけっこしたり

 

キャッツボールもする

ぽーんと なげられた にゃんたは うれしそう

 

ぼくのうちは ニャワー(シャワー)のときが たまにある

ともだちは びっくりするけどね

ちゃんと おゆも でるよ

ニャワーは けっこう いいきもち

 

にゃんたは おでかけも だいすき

ネッコレス(ネックレス)になって おかあさんと

クラシックのコンサートに いったり

 

ネコタイ(ネクタイ)になって

おとうさんのかいしゃにも いってるみたい

 

ニャイホン(iphon)は にんきもの

 

その他にも

おはにゃみ(お花見)

ニャドカリ(やどかり)

すにゃ(砂)

おおにゃみ(大波)

ニャンドセル(ランドセル)

にゃがぐつ(長靴)

ニャンズボン(半ズボン)

ニャンリンシャ(三輪車)

にゃんど(粘土)

 

にゃんたは、あらゆるものに変身しました。

しかし、にゃんたは、いつの日か、いなくなってしまいました。

 

「にゃー」

みみの うしろで なつかしい こえがした

ふりかえると そこには・・・

 

いなくなったと思っていたにゃんたは、どこで、何に変身していたのでしょう・・・




感想

少年と猫のお話です。

赤ちゃんのときから、ずっと一緒にいてくれた、可愛いにゃんた。

ですが、にゃんたは、ある日、どこかにいなくなってしまいます。

少年は、ずっと探していました。

そして、最後に、とんでもないところで「にゃんた」を発見します。

 

5歳の娘は、読み聞かせている間、ずっと笑っていました。

そして、にゃんたがいなくなってしまったところで、一度真剣な表情になり、

にゃんたが再び現れたとき、また笑顔を取り戻しました。

 

大人が読んでも楽しめる、ユーモラスな絵本です。

娘が欲しがっていますので、購入予定です。

1979年静岡県浜松市生まれ。東京造形大学デザイン学科卒業。
日常の見慣れたものを新鮮な感覚でとらえ直す数多くの作品を制作。今、最も注目されている現代アーティスト。代表作に「ファスナーの船」「まばたきの葉」「空気の人」「りんごのけん玉」などがある。武蔵野美術大学空間演出デザイン学科准教授、東京大学先端科学技術研究センター客員研究員。

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