絵本の情報
ふしぎなお人形ミラベル
【著】アストリッド・リンドグレーン
【絵】ピア・リンデンバウム
【出版社】偕成社
【ページ数】25
「ふしぎなお人形ミラベル」のあらすじ
いままであったことで、いちばんふしぎなことを
おはなししましょう。
2年前のことです。
わたしが六つのときでした。
いまは八つなんだけど。
わたしのなまえは、ブリッタ・カイサ。
わたしは、おかあさんとおとうさんと、
小さなにわのある、小さなうちにすんでいるの。
二年前のことなんだけど、わたしは、ほんとにほんとに
お人形がほしかったの。
でもおかあさんは、お金は、ごはんや洋服やほかのだいじなものにつかうから、人形なんてむりよ、といいました。
人形をかってもらえないとわかっても、ほしいっておもう気持ちはとめられませんでした。
そんなある日、ブリッタ・カイサは一人でお留守番することになりました。
夕方、両親の帰りを待つために、外にでました。
すると、馬車に乗った小さくて不思議なおじいさんがあらわれました。
そのおじいさんは、小さな黄色い種をくれました。
たねは、金色に輝いていました。
ブリッタ・カイサは、庭に種を植えると、毎日水やりをしました。
そしてはえてきたのは、おもっていたのとまったく違うものでした。
信じられないかもしれませんが、生えてきたのは、人形でした。
ブリッタ・カイサは、ほしかった人形を手に入れました。
マルガレータと名前をつけ、一日中遊びました。
そして、さらに驚くのは、人形がしゃべったことです。
「あたしのなまえは、マルガレータじゃない。ミラベルっていうの。」
ミラベルはとってもおしゃべりで、そしてちょっとお転婆で、わがままでした。
ミラベルが口をきいたり、食べたりするのを知っているのは、ブリッタ・カイサだけでした。
ミラベルがきてから、もう2年になります。
世界中に、こんなに素敵な人形を持っている女の子は、ほかにいないと思います。
わたしの、きれいですてきなミラベルをみたい人は、
うちにあそびにきてください。
ミラベルとまっています。
きっとね。
感想
絵本の内容は、実際には起こり得ない事ばかりですが、小さな子供に、「もしかしたら、そんな不思議なことが、本当にあるのかもしれない」と夢を持たせてくれる絵本です。
女の子の大事なお人形「ミラベル」との出会い、そしてミラベルとの生活。
女の子なら、誰でも憧れるようなお話の設定です。
挿絵も可愛く、娘はとても気に入ったようです。
その後購入しました☟
読み終えたあとは、素敵な余韻に浸ることができる、特に女の子におすすめの絵本です。
お誕生日のプレゼントとしてもおすすめです。
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