絵本の情報
ふしぎなバイオリン
【文・絵】クェンティン・ブレイク
【出版社】岩波書店
【ページ数】32
「ふしぎなバイオリン」のあらすじ
「パトリック」という若者が、なけなしのお金をはたき、バイオリンを手に入れたお話です。
パトリックは、ある朝、バイオリンを買いに町に出かけます。
露店で、なけなしのお金をはたき、バイオリンを手にします。
野原に行き、池の前でバイオリンを弾けば、カラフルな魚たちが空を飛び回って歌をうたい・・・
通りがかった、男の子と女の子の前で演奏すると、たちまち女の子のリボンや、男の子の靴紐の色が変わり・・・
パトリックがバイオリンを奏でるたびに、様々なものが、カラフルに色を変えていきます。
パトリックの奏でるバイオリンの音色は、みんなを元気にしてくれました。
不思議なことに、病気のおじいさんでさえ、元気になってしまうのです。
最後は、カラフルで楽しい、お祭りの行列のように、みんながそろってまちに帰ります・・・
感想
バイオリンを習っている娘に読み聞かせました。
音楽っていいなあと、純粋に思わせてくれる絵本です。
自分が思った通りの音色で、楽しんで音楽を奏でれば、人を幸せにすることもできるし、自分の見る世界を、カラフルに変えることだって、できます。
娘は、時々、ピアノやバイオリンを激しく演奏して、自分の中の(うまくできない!という)不満を、表現することがあります。
そんな風に、様々な感情を自由に表現できるのも、音楽です。
できれば「美しい」「楽しい」という音楽にしてほしいとは思うのですが、この絵本は「音楽は楽しい」ということを、娘に伝えてくれたのではないかと思います。
ずっと、笑顔で見ていました。
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