絵本の情報
きみの行く道
【作・絵】ドクター・スース
【訳】いとう ひろみ
【出版社】河出書房新社
「きみの行く道」のあらすじ
おめでとう。
今日という日は、まったくきみのものです。
きみのゆくての、あの大きな世界にむかって
いざ、旅立ち!
ゆくてをよく見るんです、よく見て、見きわめるんです。
きみみたいな優秀な人間は、わざわざつまんないところに行くこたぁない。
何があっても、だいじょうぶ。
なやむこたぁない。
どんどん行きなさい、そのままどんどん
きみ自身も変わっていくんですから。
じつにいいにくいことですが、まったくもって、ほんとです、
ぶつかったり
ひっかかったり
てなことが、きみに起こらないともかぎらない。
それからきみにふりかかるのは、
スランプってやつです。
ちがう。
そこはきみの行く道じゃない。
きみは、なんとかしてそこからぬけださなくちゃだめですよ。
ぬけだして、もっと明るい場所に行かなけりゃ。
で、もう一回、高いところに行こうじゃないですか。
空の下のことなら、なんだってだいじょうぶ。
だいじょうぶ、きみってそういう人なんです。
さあ、きみのゆくて!
しなくちゃいけない楽しいことがある。
きみは歩きつづける。
きみはすすむんです、前へ、前へ。
そして顔をあげて、まっ正面から、きみの問題に
どんな問題でもひるまず、ぶつかっていくんです。
まようだろうけど、まよってとうぜん、
きみはもうわかってるとおもいます。
おぼえといてほしいのは、人生ってのは
つなわたりだってことですよ。
右足を出すとき左足を出したりしないことですよ。
それで、きみは成功するのかって?
もちろん、しますよ、そりゃもうぜったい!
(98と3/4パーセント保証します)
きみなら、山だって動かせるんです!
きみは出ていくわけです、あの大きな世界へ
今日のこの日は、きみのもの!
きみの山が待ってますよ。
だから・・・・出発しなさい、きみの道をね。
感想
子供にも、大人にも、希望と勇気を与えてくれる内容です。
実際には、抽象的な表現も織り交ぜ、絵で分かりやすく説明を加えながら、成功への道筋を描いています。
これから訪れるであろう、
人生の浮き沈み
孤独と迷い
スランプ
でも、人生の成功は自分自身の中にあるのだと、励ましてくれます。
年齢を問わず新しい一歩を踏み出そうとするすべての人へ。現代のマザーグースといわれるスース博士が86歳の時に発表、人生のさまざまな出発のおりに贈る世代をこえたミリオンセラー。待望の改訳決定版。
5歳の娘と読みました。
一応最後まで聞いていましたが、まだ少し難しかったようです。
もう少し成長してから、また、娘が新しい人生に踏み出そうという時期に、そっと贈りたい絵本です。
※現在は新書は高額でのみの販売になっています。中古か図書館でお探しください。
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