絵本の情報
へいわってすてきだね
【詩】安里 有生
【絵】長谷川 義史
【出版社】ブロンズ新社
【ページ数】32
「へいわってすてきだね」のあらすじ
へいわって なにかな。
ぼくは、かんがえたよ。
みんなのこころから、へいわがうまれるんだね。
せんそうは、おそろしい。
ああ、ぼくは、へいわなときにうまれてよかったよ。
このへいわが、ずっとつづいてほしい。
みんなのえがおが、ずっとつづいてほしい。
へいわな かぞく、へいわな がっこう、
へいわな よなぐにじま、へいわな おきなわ、
へいわな せかい、
へいわって すてきだね。
これからも、ずっと へいわが つづくように
ぼくも、ぼくのできることから がんばるよ。
感想
父親の転勤に伴って、4歳で与那国島に移り住んだ「安里くん」が小学校1年生のときに書いた「へいわってすてきだね」という詩です。
沖縄県平和祈念資料館がつのった「平和へのメッセージ」に寄せたのだそうです。
安里君の書いた詩に、長谷川義史さんが絵をつけて絵本になりました。
長谷川義史さんは、安里くんに会いに沖縄に行ったそうです。
随分歳は離れているけれど、友情を感じたと、あとがきに書かれています。
5歳の娘が、「へいわって、なに?」と聞いてきたことがあります。
「今この状況だよ」と、言っても、後付けで、色々と説明してみても、ピンと来なかったようです。
「へいわって すてきだね」
娘が、心から、そう感じることができるのは、いつなのだろう?と考えました。
そして、そう感じられる心を、育ててあげたいと思いました。
平和って、何?
と、お子様と一緒に考えるきっかけをくれる絵本です。
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