毎日の読み聞かせは、お母さんからの贈り物

 

絵本の読み聞かせをしてあげられる時期は、意外と短い。

だからというわけではないけれど・・・

私と娘、時々主人は、毎日一緒に絵本を読んでいます。

 

はじめまして。

私は現在、6歳の女の子(娘は少々変わり者)の母をしております。

 

もしかしたら、「読み聞かせ」と聞いただけで、拒否反応を示される方が、いらっしゃるかもしれません。

それに、忙しい毎日の中、読み聞かせができない日もある、ということは、十分に理解できます。

 

必死に、ではなくていい。

何かの効果は、期待しなくてもいい。

 

一日の終わりに絵本を読まないと損した気分になるから、私と娘(ときどき主人)は、図書館で借りてきた始めて読む絵本を、毎日1、2冊読んで寝るのが習慣になっています。

 

そして、ただただ楽しんでいる毎日の読み聞かせですが、決して最初からうまくいっていたわけではありません。

 

それでも、やっぱり・・・

 

絵本が好きで

子供に色々な世界をみせてあげたくて

学ぶことが沢山あったので

 

無理にではなく、絵本の読み聞かせを続けてきました。

 

簡単にですが、そんな私達親子の「読み聞かせ」これまでと、これからにについて少し書かせていただきたいと思います。

ご興味がありましたら、お読みください。

 

子育てが思うようにいかなかった

私は、どちらかというと何でも要領よくこなせるタイプだと、自分のことを思っていました。

子供が生まれるまでは・・・

 

私にとって子育ては、何もかもがうまくいかないような気がしてなりませんでした。

 

子育ては、自己犠牲の連続である。

子育ては、我慢の連続である。

 

そう思いながら、ストレスを抱え、一日をなんとかやり過ごす、という時期が、長くありました。

 

やっと今日という一日が終わった・・・

けれど、眠りの浅い娘は、3歳を過ぎるまで、夜何度も起きて私を呼びました。

 

子育てって、こんなに大変だったんだ・・・

 

子供が生まれたら、絵本を沢山読んであげたい。

子供が生まれる前の、かつての夢は、思い出すことすらなく、数年が過ぎました。

(その間も娘のお気に入りの絵本は毎日読んではいたのですが・・・)

 

しかし、ある日、ふと、そんなかつての夢を思い出しました。

もっと新しい絵本を沢山読んであげたい、そう思い立って、私は2歳を少し過ぎた娘と、図書館に出向きました。

 

最初は、うまくいかないことに苛立ちもあったけれど

私達親子は、絵本に助けられています

 

図書館や、書店で絵本選びをすることを、楽しみにしていたのに。

(図書館の絵本は破ってしまう危険性がありましたし、書店では騒ぐ可能性があり、落ち着いて絵本選びなんて、とてもできませんでした。)

 

もっとゆったりと、絵本の世界を楽しみたいのに。

(ある程度の年齢になるまで、娘はお気に入り以外の絵本を落ち着いてみることができませんでした。)

 

全てが、もっとうまくいくはずだったのに・・・

 

子育ても、絵本の読み聞かせも、うまくいかない。

完璧主義なところがある私は、そう感じ、苛立ちを覚えたこともありました。

 

しかし、娘の成長とともに、私達の「読み聞かせ」スタイルは、だんだんと確立されていきました。

同時に、それまで感じていた「子育て」に対するストレスが、ふっと軽くなったのを感じました。

 

本当に苦痛だった、毎日の寝かしつけ。

毎晩、絵本を読んでから寝るということが習慣になってから、それまでがうそのように楽になりました。

永遠と子守唄をうたったり、時には怒るまで寝ない、ということも、なくなりました。

 

遊びたくて、なかなか寝室に行こうとしない娘に感じたストレス。

早く絵本を読みたいから、一日が終わると、毎晩、自ら布団に向かうようになりました。

 

その他にも・・・

子供の疑問を解決してあげたいとき

好奇心を満たしてあげたいとき

何かをそっと教えてあげたいとき

そして、母親として、自分自身が子育てに迷ったとき

 

私達親子は、随分絵本に助けられてきました。

毎日の読み聞かせは、間違いなく私達親子に、沢山のことをもたらしてくれています。

 

私と娘だけの、かけがえのない贅沢な時間

定着するまで、少し苦労しましたが、頑張り過ぎない、と決めた事で、心に余裕が生まれ、夜の読み聞かせの時間は、私と子供だけの、誰にも奪うことのできない、かけがえのない時間に変わりました。

 

特に効果を期待しているわけではないけれど・・・

 

毎日お母さんの優しい声を聴くことで、子供が心から安心を得られる。

愛情を感じることができる。

 

それだけで、十分だと思っています。

 

絵本の読み聞かせは、愛情のシャワー。

 

決してきれいごとではなく、娘と毎日絵本を楽しむ中で、私は本気でそう思うようになりました。

そして間違いなく、昨日も、たぶん今日の夜も、そう感じています。

 

娘が拒むまで、毎日続けるつもりです

テレビ、スマホ、ゲームより、絵本を

 

ある程度の年齢になれば、自然と一人で絵本を読むようになります。

 

娘は、「夜寝る前は、お母さんが、はじめての絵本を。それ以外の時間は、ひとりで家にあるお気に入りの絵本を」読むのだと、認識しているようです。

 

私は、娘が、お母さん、もう絵本読んでもらうのは、はずかしいからやめよう!と言い出すまで、ずっと続けるつもりです。

 

ただそうしたいから、というのもありますが、絵本の読み聞かせは、現代の子供にとって、とても「重要性が高い」のではないかと感じるようになったからです。

 

子供が騒ぐから、「youtube」

大人しくしてくれるから、「テレビ、DVD」

与えれば静かだから、「DS」

そして親は「スマホ」に夢中。

 

どんな状況でそこに辿り着いたのかまでは分かりませんが、様々な事情があったのかもしれませんが・・・

子育てをしている中で、そんな親子や家族を見かけると、なんだかいつも、少しだけ、さみしい気持ちになります。

 

自分が楽をしたかったり、子供に静かにしてほしいとき、私もそれらを利用したことがあります。

娘と一緒にいても、ついスマホを片手に、ということもあります。

 

しかし、大人が変わらなければ、子供は決して変わらないと、最近思うのです。

子供は、見ていないようで、実は常に常に、親の行動を見ているから。

まずは自分の意識改革を。

価値観の転換を。

と、自分自身に言い聞かせています。

 

もし今後、「DS欲しい!」「ゲーム買って!」と言われても、例え娘以外の、クラスのお友達が全員持っていたとしても、我が家は、できれば与えないようにしたいと思っています。

 

絵本や本を読むことは、人生を豊かにしてくれる最高に贅沢な時間だと心から感じているからです。

 

決して、自分の価値観を押し付けるわけではありませんが、自然と娘もそうなるように、環境を整えていきたいと思っています。

 

お読みいただきまして、ありがとうございました

このブログは、かつての私のように、読み聞かせや絵本選びに悩まれている、お母さんに向けて。

また、なかなかいい絵本に出会えていないお母さんにむけて。

そして、少しでも多くの方に、読み聞かせの良さ、素晴らしさを感じていただきたいから。

 

微力ながら、私にも、どなたかのお役に立てることが出来るのではないかと思ったのがきっかけで、始めました。

 

また、個人的には、娘と読んだ絵本の記録を、残しておきたいから。

いつか娘が、「こんな絵本もお母さんが(お父さんが)読んでくれたな」と懐かしみ、振り返ることができるように。

愛情をたくさん注いでもらった日々を、あたたかい気持ちで思い出すことができるように。

 

毎日の読み聞かせ同様、私から、娘への贈り物でもあります。

 

今後も、娘に読み聞かせた絵本の中から、特におすすめの絵本を、できるだけ多く、見やすく、ご紹介していくつもりです。

 

このブログが少しでも、どなたかの絵本選びの参考になりましたら幸いです。