絵本は、沢山読み聞かせしてあげたいですか?
読み聞かせは、冊数が多ければ多いほど良い、という情報を目にしたり、聞いたりして「一日〇冊!」と読み聞かせの冊数を自分に課してしまったことはありませんか?
我が家でも、頑張って沢山読み聞かせようとしていた時期がありました。
幼稚園入園前は、家にある本を、子供が望むだけ何度でも「読み聞かせ」することができていました。
しかし、子供が幼稚園に入園してからは、生活スタイルがガラリと変わり、それまでのように何冊も読み聞かせができなくなっていきました。
幼稚園に入園後、ほんの一時期ですが、朝に読み聞かせをしていたこともありました。
しかしその後、朝の時間は家庭学習にあてることに決めました。
帰宅後は、習い事の復習や、友達と遊ぶ時間が増えていったので、どうしても日中に時間が取れない日には、夜にまとめて読むことになりました。
そしてある時(例え日中の読み聞かせが出来なかったとしても)夜寝る前の読み聞かせは「一冊だけ」と決めました。
現在、毎晩お風呂上りには「今日は、何にしようかなぁ」と、娘は夜の読み聞かせの時間を心待ちにしています。
そんな我が家の、現在の「読み聞かせ」を、ご紹介します。
絵本の読み聞かせはしてあげたいけれど、うまくいかなくて悩まれている、どなたかのお役に立てましたら幸いです。
夜寝る前の読み聞かせは「一日、一冊」

夜に読み聞かせをまとめてしていた時期、毎夜、布団に向かう時に、「今日はどれだけの時間がかかるのだろう」と、毎日の読み聞かせが、段々と負担になっていきました。
沢山読み聞かせはしてあげたいけれど、一方では早く寝かせたいと、気持ちばかりが焦ってしまい、一冊一冊の読み聞かせが雑になりました。
何より、読み聞かせを楽しめていない自分がいました。
子供が絵本に集中していないと、苛立ちさえ感じていたこともありました。
そうなっては本末転倒だと、寝る前の読み聞かせは必ず「一日、一冊」と決めてしまいました。
そして、そうしたことで、ずっと苦労していた「寝かしつけ」にも、良い効果が得られるようになっていきました。
夜の読み聞かせは「一冊」を習慣にしたら、寝かしつけが楽になった

意図したことではないのですが、夜寝る前の読み聞かせは「一冊」が習慣になってから、それまで大変だった寝かしつけが、とても楽になったことに、ある日気づきました。
子守唄を永遠と歌ったり、時には怒るまで寝なかったり・・・
長い時は2時間も費やして、正直うんざりしていた寝かしつけ。
そんな寝かしつけに苦労した日々が嘘のように、寝かしつけに悩まされる事がなくなりました。
習慣になるまでは、時間がかかるかもしれませんが、もし寝かしつけに時間がかかって、苦労しているようでしたら「夜寝る前の読み聞かせは、一日一冊」にすることを、まずは試してみてください。
※娘の成長と共に、特に短い物語の絵本では満足しなくなってきているので、2冊まで、というルールをあらたに作ったのですが、そうしてからは、だいたい1日2冊になっています。
我が家の読み聞かせスタイル

布団に入ると、娘が私の隣に腰を下ろし、横に並んで絵本を読み聞かせるというスタイルが、自然と決まっていました。
寝る前の読み聞かせが習慣になるまでは、一冊を読み終えても「もっと読みたい!」「まだ寝れない!」と、なかなかすぐに寝られる状況は作られませんでした。
現在では、長い物語でも、じっと聞くことができるようになっていますが、それまでは、少し物語が長いと、ページをめくってしまったり、集中しなかったりして、なかなか私も落ち着いて読み聞かせすることができませんでした。
しかし、しばらく寝る前の読み聞かせを続けるうちに、お互いにゆったりと、読み聞かせの時間を過ごすことができるようになっていきました。
そして、一冊を読み終えた後、隣に座っていた娘が、自ら布団に横になり、目を閉じて寝ようとするようになりました。
ただ単に、成長したということもあると思いますが、やはり、毎日諦めずに続けて「習慣」にしてしまったことがよかったのかなと、今は思っています。
まとめ

夜の読み聞かせは「一日、一冊」と決めてから、もうすぐ2年が経ちます。
定着するまで、少し苦労しましたが、今では、娘も私も、読み聞かせの時間を、とても楽しみに迎えることが出来るようになりました。
そして、一気に沢山読んでいた頃と比べ、一冊を丁寧に、気持ちを込めて読むようになりました。
頑張り過ぎない、と決めた事で、心に余裕が生まれ、夜の読み聞かせの時間は、私と子供だけの、誰にも奪うことのできない、かけがえのない時間に変わりました。
兄弟、姉妹がいたり、そんな余裕なんてない、というご家庭。
子供が落ち着いて絵本を見てくれない!という時期、色々な状況があると思います。
もちろん、寝る前に必ず読み聞かせをしなくてはいけないわけでもありませんし、日中にも沢山読み聞かせができれば、それにこしたことはないと思います。
これはあくまで、我が家の読み聞かせスタイルで、試行錯誤した結果、辿り着いた形です。
「こうしなくてはいけない」と思わずに、それぞれのペースで、自分たちだけの読み聞かせスタイルを築いてみてください。
絵本を読むことが苦手なお母さんも、気負わず、親子で楽しむことが出来れば、きっといつか「絵本は楽しい!読み聞かせは楽しい!」と思うようになれるのではないかと思います。
絵本の読み聞かせに悩まれている、どなたかのお役に立てましたら幸いです。
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