絵本の情報
ほんとにほんと
【著者】ケス・グレイ
【絵】ニック・シャラット
【翻訳】よしがみ きょうた
【出版社】小峰書店
「ほんとにほんと」のあらすじ
デイジーは、ごきげんです。
なぜなら今日は、ママが夜遅くまでお出かけでいません。
そしてママの代わりに、一緒にお留守番をするお姉さんが、はじめて来てくれたのです。
さあ、ママがタクシーに乗り込みました。
もぐもぐ
「あら、どうして紙なんか、食べているの?」
一緒にお留守番をしてくれるお姉さん、アンジェラが、たずねました。
「紙なんか、食べてないよ」
「ほんと、ほんと」
デイジーは、ちょっと、うそをつきました。
「お腹がすいたでしょ?いつも、何を食べるの?」
アンジェラに聞かれると、デイジーは答えました。
「アイスクリームと、フライドポテト」
アンジェラ:「ほんと?」
デイジー:「ほんと、ほんと」
デイジーは、ほんのちょっと、うそをつきました。
「牛乳を持ってくるわね」
アンジェラがそう言うと、デイジーは、また、ほんのちょっと、うそをつきました。
「うちは、レモネードしか飲んじゃいけないことになってるの。」
「ほんと、ほんと」
アンジェラ:「いつも 何時にねるの?」
デイジー:「早い日は、12時くらい」
アンジェラ:「お風呂にはいりましょうね」
デイジー:「でも、汚くなってないから、いいの」
アンジェラ:「パジャマに着替えましょうね」
デイジー:「あたし、いつもこのまま寝るの」
デイジーは、「ほんと ほんと」と、アンジェラをだまします。
そして、12時頃、家の前でタクシーが止まる音がきこえました。
デイジーは、逃げるように、2階の子供部屋に行きました。
ママは、心配そうにアンジェラに聞きました。
「デイジーが、メモを渡したでしょ?書いてあったこと、ちゃんとやってくれた?」
「デイジーは、とってもいい子でしたよ」
「ほんと、ほんと」
アンジェラは、ほんのちょっと、うそをつきました・・・
感想
デイジーシリーズが大好きな5歳の娘に読みきかせました。
悪知恵が働くデイジー。
それにしても、アンジェラに渡さなくてはいけない、ママのメモを、食べてしまうなんて!
そのシーンには、娘も私もびっくりしました。
そして、デイジーの嘘を見抜きながらも、ちゃんと従ってくれる、優しいアンジェラ。
嘘がバレバレなのに、好きなようにさせてくれるアンジェラとデイジーの1日に、クスッと笑ってしまいます。
5歳の娘は、またまたお気に入りの一冊になったようです。
カラフルでパンチの効いた絵も楽くて可愛い、他シリーズもおすすめの絵本です。
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