ユーモラスな展開とスリルあるドラマを美しい絵で語る絵本「ロージーのおさんぽ」




絵本の情報

ロージーのおさんぽ

【作】パット=ハッチンス

【訳】わたなべ しげお

【出版社】偕成社

【ページ数】30

「ロージーのおさんぽ」の内容(全文)

めんどりの ロージーが おさんぽに おでかけ。

 

おにわを すたこら

 

おいけの まわりを ぐるり

 

ほしぐさの やまを こえ

 

こなひきごやの まえを すたすた

 

へいの すきまを するり

 

はちの すばこの したを すいすい

 

やれやれ ばんごはんに まにあった。




感想

5歳の娘と読みました。

娘がもっと小さいときに出会いたかった!と思った絵本です。

 

めんどりのロージーが散歩にでかけると、きつねがロージーを狙ってあとを追ってきます。

何もしらないロージーは、悠々と散歩を楽しみます。

ところが、あとを追うきつねは、次々とひどい目にあっていきます。

 

そのひとつひとつがユーモラスで、また、その惨事を何も知らないめんどりが平和に散歩を終えるという設定が、最後に安心感を与えてくれます。

娘は「にわとりさん、にげてー!早くにげてー!」と言いながらめんどりを応援し、その度にきつねに襲い掛かるトラブルに大笑いしていました。

 

文だけを読むと、ものすごく文章量が少なく、あっさりと感じてしまいます。

しかしこの絵本は、絵が存分に語ってくれています。

独特な色彩と、何度も見たくなるような、細部まで丁寧に描かれた絵が好きです。

 

額に入れて飾っておきたくなるような、楽しくて美しい絵本でした。

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