絵本の情報
おこりんぼママ
【作】ユッタ・バウアー
【訳】小森 香折
【出版社】小学館
【ページ数】36
「おこりんぼママ」のあらすじ
きょう、ママが、ものすごく どなった。
あんまり すごく どなるもんだから、
ぼくは、バラバラになって とんで いっちゃった。
ピューン。
あたまは、うちゅうに とびだした。
おなかは、うみを どんぶらこ。
つばさは、ジャングルで まいご。
くちばしは、やまの てっぺんに ストン。
おしりは、しらない まちの なか。
ぼくは、あしだけに なっちゃった。
あしは、ばらばらになった からだを さがしにでかけた。
だけど、
めが ないし
くちばしも ない
つばさは ジャングルのおく
ぼくは くたくたになった。
もう、いっぽも あるけない。
そのとき、ママが大きな船にのって、あらわれた。
ママは、ぼくの かけらを ひろいあつめた。
そして、しっかり ぬいあわせて くれたんだ。
ぼくは、すっかり もとどおり。
「ごめんね」って ママが いった。
そして、ぼくを だきしめた。
やっぱり、ママが いちばんさ。
感想
まさに今日の我が家です。
私は、娘が約束を守らないとき、ドーンと爆弾を落とします。
そこまで大きいものは稀なのですが、本日、娘がバラバラになりました。
そして、この絵本のことを思い出しました。
このペンギンのママと同じように、私も娘のかけらを拾い集めました。
上手に縫い合わせられたかどうかは、わかりませんが。
娘は「何で怒られたのか分かるから、今から気を付けるね。ママが一番大好きだから落ち着いて。お互い頑張ろう。」と、私を落ち着かせたあと、きちんと約束を果たしていました。
我が家がこの絵本と少し違うのは、ママもバラバラになって、子供がママのかけらを拾い集め、縫い合わせてくれたところです。
怒ってばかりのママへ。
怒られてばかりの子へ。
沢山の愛を感じられる絵本です。
久しぶりに厳しく叱りましたが、たまには怒るのもいいなぁと思ってしまいました。
ふとこの絵本を思い出し、怒っても怒られても、特に母子は、強く結ばれていることをあらためて感じました。
たまには、ドカーンと怒ったっていい。
この絵本が、ユーモアたっぷりにママにエールを送ってくれます。
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