絵本の情報
【作・絵】広野 多珂子
【出版社】福音館書店
【ページ数】38
あらすじ
「トーマ」という男の子と、お母さん、そして、小さな魔女「リトラ」の物語です。
トーマという男の子は、小さな畑で、お母さんと野菜を作りながら暮らしています。
しかし、ある日、お母さんが病気になってしまいました。
トーマは町に野菜を売りにいって、そのお金で医者を呼んでこようと思いました。
ところが、畑にはメロンが一つなっているだけでした。
その時、トーマは、お母さんから聞いた、ある話を思い出しました。
薬をつくるのが上手でメロンが好きな魔女が森にいるというのです。
トーマはメロンを背負い、小さな魔女が住むといわれる「とんがりやま」へ向かいます。
メロンをもって森に入ったトーマですが、魔女の庭にはメロンがいっぱいなっていました。
魔女は「おもしろいことをしてくれたら薬をつくってやってもいいよ」といいました。
トーマはでんぐり返しをしたり、葉っぱに穴を開けてお面を作り、魔女に見せたりしましたが、魔女はちっとも喜びません。
そこでトーマのとっておきの場所、町の高い塔に魔女をつれていきました。
魔女は、その場所をとても気に入りました。
「トーマ」は、無事お母さんのために薬を手に入れることができました。
そして、お母さんは、元気を取り戻したのでした。
感想
スペインの美しい田園や、自然豊かな森と、小さな町を背景に展開された物語です。
広野 多珂子さんの描く物語は、まずその「絵」の美しさに魅了されます。
小さい魔女という設定も、とても魅力的です。
娘が欲しいようですので、今後購入予定です。
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