子供が登園拒否をしたときに読んであげたい絵本特集【10選】




「幼稚園、保育園に行きたくない!」

 

最初は順調に行ってくれていたのに・・・

あんなに楽しそうだったのに、連休明けに嫌がるようになっちゃった・・・

もう、最初から全然だめ・・・

 

様々なケースがあると思いますが、子供が幼稚園、保育園を嫌がるのには、その子なりの、理由があります。

しかし、原因はこれ!と、一概には言えないのも、悩ましいところです。

 

我が子にも、そんな時期がありました。

子供が泣いて嫌がるのに、幼稚園、保育園に置いてくる、バスに乗せるときは、心が張り裂けそうになりました。

 

土日を挟んだ月曜日。

1週間通って、やっと慣れてきたかな、と思ったら、また振り出しに。

ゴールデンウィーク、長期の休みには、あと何日で幼稚園が始まるのか、毎日聞いてくる。

我が家では、休み明けが恐怖でした。

 

特に年少の時が一番ひどかった、登園拒否。

色々な方にアドバイスをいただきながら、家庭でも様々な方法で励まし、愛情を伝えました。

 

そして、我が家では、絵本の力も借り、これが結構効果を発揮してくれたと思っています。

今回は、娘が登園拒否をしたときに読んだおすすめの絵本をご紹介します。




とにかく母の愛を伝える絵本【5選】

いいこってどんなこ?

いいこってどんなこ?

【著者】ジーン・モデシット

【絵】ロビン・スポワート

【出版社】冨山房

【ページ数】32

うさぎの親子のお話です。

泣いても、強くなくても、ばかなことばっかりしていても、どんなときも「そのままのあなたが大好き」なんだと、愛情を伝え、安心させてくれる絵本です。

詳しい絵本紹介のページを見る⇒「いいこってどんなこ?」

いつまでもすきでいてくれる?

いつまでもすきでいてくれる?

【文】マーガレット・P・ブリッジズ

【絵】メリッサ・スウィート

【翻訳】まつかわ まゆみ

【出版社】評論社

【ページ数】32

カンガルー親子のお話です。

どんな状況下でも、ママは僕のことが好きでいてくれるのかを、様々な質問に変えて聞いていきます。

そして、ママは、ひとつひとつの質問に、丁寧に答えていきます。

ママは、いつも、いつまでも、ぼうやが大好きです。

お母さんの愛情が伝わる絵本です。

詳しい絵本紹介のページを見る⇒「いつまでもすきでいてくれる?」

かあさんわたしのことすき?

かあさんわたしのことすき?

【著者】バーバラ・M・ジョシー

【絵】バーバラ・ラバレー

【出版社】偕成社

【ページ数】24

イヌイットの少女と、お母さんのお話です。

女の子は、色々な状況下におかれても「自分のことが好き?」かを、お母さんに問いかけます。

お母さんは、娘からのひとつひとつの質問に、丁寧に答えます。

親子の絆を描いた、心温まる絵本です。

詳しい絵本紹介のページを見る⇒「かあさんわたしのことすき?」

パパとママのたからもの

【文】サム・マクブラットニイ

【絵】アニタ・ジェラーム

【翻訳】小川 仁央

【出版社】評論社

くまの家族の物語です。

優しい挿絵に、素敵なお話しで、とても優しい気持ちにしてくれる絵本です。

夜寝る前の読み聞かせ絵本にぴったりです。

子供は、こぐまたちに自分の姿を重ね、親からの愛を感じられると思います。

詳しい絵本紹介のページを見る⇒「パパとママのたからもの」

どんなにきみがすきだかあててごらん

どんなにきみがすきだかあててごらん

【著者】サム・マクブラットニイ

【絵】アニタ・ジェラーム

【出版社】評論社

【ページ数】32

大きな茶色い野うさぎ「デカウサギ」と、小さな茶色い野うさぎ「チビウサギ」の物語です。

2わのうさぎは、親子のように心が通じ合っています。

内容は素晴らしく、挿絵もほのぼのとしていて、子供に安心感を与えられるおすすめの絵本です。

詳しい絵本紹介のページを見る⇒「どんなにきみがすきだかあててごらん」

ぼくにげちゃうよ

ぼくにげちゃうよ

【著者】マーガレット・ワイズ・ブラウン

【絵】クレメント・ハード

【翻訳】いわた みみ

【出版社】ほるぷ出版

【ページ数】36

うさぎの母子の物語です。

この絵本に出てくる子うさぎは「ぼく、にげちゃうよ」と言いながら、やっぱり、どこまでも母さんうさぎに追いかけてほしいのです。

幼児期の子供の心をうまくとらえている絵本だなと、思います。

似たような内容の絵本はいくつかありますが、これもまた、お母さんの包み込むような優しい愛に、子供が安心感を覚える、いい絵本なのではないかと思います。

詳しい絵本紹介のページを見る⇒「ぼくにげちゃうよ」




とにかく笑ってしまう!絵本【5選】

パンダ銭湯

パンダ銭湯

【作・絵】tupera tupera

【出版社】絵本館

【ページ数】32

とても衝撃的な、パンダの真実。

是非、実際にお手に取ってこの衝撃を味わってみてください。

はじめて読んだ日、5歳の娘は大喜びで、連続3回読みました。

子供も、大人も楽しめる、ナンセンスで、ハイセンスな絵本です。

詳しい絵本紹介のページを見る⇒「パンダ銭湯」

いいからいいから

いいから いいから

【作・絵】長谷川 義史

【出版社】絵本館

【ページ数】24

僕と、おじいちゃんと、雷親子のお話です。

細かいことは、気にしない。

そんなおじいちゃんの人柄が出ていて、親しみを感じます。

大抵のことは「いいから いいから」と、ことを収めてしまうおじいちゃん。

とてもおおらかで、癒されます。

最初からユーモラスな設定ですが、一番最後の落ちに、5歳の娘は大笑いでした。

詳しい絵本紹介のページを見る⇒「いいからいいから」

おならをならしたい

おならをならしたい

【作・絵】鈴木 のりたけ

【出版社】小学館

【ページ数】32

タイトルから容易に想像できるのですが「おなら」の絵本です。

もう、4歳の娘は、涙を流して笑っていました。

私も、爆笑でした。

ただおもしろいだけでなく、全ての「おなら」の疑問を解決してくれます。

詳しい絵本紹介のページを見る⇒「おならをならしたい」

ふまんがあります

ふまんがあります

【文・絵】ヨシタケ シンスケ

【出版社】PHP研究所

【ページ数】32

女の子が、普段大人に対して抱いている不満を、お父さん相手にぶつけます。

それに対するパパの切り返しの一つ一つが秀逸で、壮大で、ユーモアに溢れ、読んでいて笑いが止まらない本です。

詳しい絵本紹介のページを見る⇒「ふまんがあります」

おならうた

【著者】谷川 俊太郎

【絵】飯野 和好

【出版社】絵本館

子供と一緒に、お腹を抱えて笑ってしまう絵本です。

あらゆる場面の「おなら」を表現しています。

それぞれの「おなら」で声色を変えたり、あるときは単調に、またあるときはリズムに乗せて、など、ほんとにいつ読んでも、一緒に大笑いしてくれました。

詳しい絵本紹介のページを見る⇒「おならうた」




まとめ

幼稚園、保育園を嫌がった時、言葉にして伝えてくる子、何も言えない子、ただ泣くことで、感情を伝えようとする子、伝え方は、タイプによって、色々と違ってくると思います。

我が子の場合、感情を事細かに言葉にして伝えるタイプです。

ですので、その時々で対処の仕方が分かりやすかったり、こちらからも、言葉にして説明することができたので、様々な言い回しで、毎日励ましたり、愛情を伝えたり、ということができました。

それでも全然足りないと思った時、ふと絵本の力を借りてみよう、と思いました。

手当たり次第に、その時の娘に響きそうな絵本を図書館で借りました。

 

それらの絵本は、毎日、私の言葉にかわり、娘にそっと優しく語りかけてくれました。

それまでは、ただ楽しくて続けていた「読みきかせ」が、ものすごく大きな意味を持ち始めました。

 

ママと離れている時間がさみしい、という娘は、それらの絵本を読み聞かせるたびに、愛情を感じ、安心して、元気を取り戻していくように感じました。

 

理由を問いただすよりも、とにかく愛情を伝えること、そして、お母さんが笑うこと。

できれば、一緒に思いっきり笑う時間を作ること。

 

もしも、方法が見つからなければ、絵本の力を借りてみてください。

どなたかの参考になりましたら、幸いです。

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