もうすぐ卒園、春からいよいよ一年生!
というお子様におすすめの絵本たちです。
まずは、お世話になった園に感謝してほしい、残りの園生活を、思い切り楽しく、充実した日々にしてほしい、と願い読み聞かせた、卒園前におすすめの絵本。
そして、小学生になる前の心の準備に読み聞かせた絵本。
実際に、娘に読み聞かせた絵本の中で、おすすめのものを、ご紹介させていただきます。
卒園の絵本、入学の絵本を探されている、どなたかのお役に立てましたら幸いです。
目次
卒園前に読み聞かせたい!おすすめの絵本
「さよならようちえん」

さよならようちえん
【著】さこ ももみ
【出版社】講談社
【ページ数】36
娘が、あと数カ月で卒園式という時期に、読み聞かせた絵本です。
お子様は、自分たちの園生活と照らし合わせ、この数年間を振り返ることができるのではないかと思います。
一度はみんなで歌ったことがあるでしょうか?「思い出のアルバム」も出てきます。
馴染みのある歌詞に、胸が熱くなるお母様も多いのではないでしょうか。
メッセージを記入できるようになっており、プレゼントとしても最適です。
詳しい絵本紹介のページはこちらから→「さよならようちえん」
「みんなともだち」

みんなともだち
【文】中川 ひろたか
【絵】村上 康成
【出版社】童心社
【ページ数】32
この絵本は、歌にもなっており、私が知ったのは、歌からでした。
娘が幼稚園で習ってきて、教えてくれました。
はじめて聞いた時の感動を、今でも昨日のことのように思い出すことができます。
メロディーもとっても素敵ですが、歌詞(絵本)だけでも、十分に味わい深い作品です。
詳しい絵本紹介のページはこちらから→「みんなともだち」
「みんなおおきくなった」

みんなおおきくなった
【文】中川 ひろたか
【絵】藤本 ともひこ
【出版社】世界文化社
【ページ数】32
こちらも、絵本の歌詞に曲がついた、歌があります。
我が家に、一年間の季節の歌が入った分厚い楽譜があるのですが、偶然この曲も載っており、娘と何度も一緒に歌ったことを思い出します。
色んなことがあって、大きく成長させてくれた幼稚園。
こんなふうに、大きくなったんだね、とあらためて感謝の気持ちが湧いてくる、絵本です。
詳しい絵本紹介のページはこちらから→「みんなおおきくなった」
「おおきくなるっていうことは」

おおきくなるっていうことは
【文】中川 ひろたか
【絵】村上 康成
【出版社】童心社
【ページ数】32
「わたし、おおきくなった?」
「おねえちゃんみたいに、なったでしょ?」
「早く小学生になりたい!」
卒園前は、毎日、こんな感じでした。
本人も、自分の成長が誇らしいようでもありました。
おおきくなるって、どんなこと?絵本を通して、きちんと言葉に出し、確認できるいい機会になると思います。
進級、卒園時期におすすめの絵本です。
詳しい絵本紹介のページはこちらから→「おおきくなるっていうことは」
小学校入学前に読み聞かせたい!おすすめの絵本
「いちねんせい」

いちねんせい
【詩】谷川 俊太郎
【絵】和田 誠
【出版社】小学館
谷川俊太郎さんの詩が、たくさん入った絵本です。
小学校での、何気ないひとコマ。
その時に自分の中にだけフッと湧いた感情。
自分自身が小学生だったときの、そんな一瞬一瞬がよみがえります。
子供らしい発想が上手く表現されており、思わずくすっと笑ってしまいます。
入学前にもおすすめですが、小学生になってからも、何度も読んであげたいと思う一冊です。
詳しい絵本紹介のページはこちらから→「いちねんせい」
「ランドセルがやってきた」

ランドセルがやってきた
【文】中川 ひろたか
【絵】村上 康成
【出版社】徳間書店
主人公の男の子に、おじいちゃんからランドセルが届いたときのお話です。
我が家は、ランドセルがまだ届く前に、読みました。
その後、ランドセルが届くと、やっぱりこの絵本の男の子と同じように、嬉しそうに、色々と入れて、しばらく遊び道具と化していました。
ランドセルとなると特別で、期待感と、緊張感とで、気が引き締まる思いなのではないかと娘をみていて思いました。
新一年生、ちょうどランドセルが届く時期に読んであげたい絵本です。
詳しい絵本紹介のページはこちらから→「ランドセルがやってきた」
「いちねんせいになったから!」

いちねんせいになったから!
【作】くすのき しげのり
【絵】田中 六大
【出版社】講談社
【ページ数】36
入学式の日のお話です。
期待に胸を膨らませ、入学式を迎える子供達。
でも、内心は、少し不安ですよね。
言葉にはしなくても、きっと、小さな心で想像を巡らせているのではないでしょうか。
「私、ここの小学校で良かった!」
「先生、大好き!」
娘は、今も毎日、元気に通学しています。
娘が入学式の日、隣の席の子に「お友達になろう!」と自分から言えたのも、この絵本のお陰かなと思っています。
もうすぐ入学式を迎えられる時期に、是非お子様と読んでいただきたい一冊です。
詳しい絵本紹介のページはこちらから→「いちねんせいになったから!」
「一年生になるんだもん」

一年生になるんだもん
【文】角野 栄子
【絵】大島 妙子
【出版社】文化出版局
【ページ数】32
ちょうどこの絵本のさっちゃんのように、娘も、入学前にお友達と学校ごっこをしてよく遊んでいました。
女の子なので、新しい文房具へのワクワク、可愛いランドセルを持てることの喜びにあふれていました。
キラキラとした笑顔が印象的なさっちゃん。
特に女の子におすすめの絵本です。
小学生になるのをまだ少し不安に感じているお子様の、期待感を高められるいい一冊だと思います。
詳しい絵本紹介のページはこちらから→「一年生になるんだもん」
「1ねん1くみの1にち」

1ねん1くみの1にち
【写真・文】川島 敏生
【出版社】アリス館
学校での、一日の流れを追って解説してくれる絵本です。
写真ですので、リアリティーがあり、イメージしやすいのだと思います。
物語があるわけではないのですが、学校はこういうところだよ、というイメージを掴むのには、最適な絵本です。
是非、入学前にお子様と読んでみてください。
詳しい絵本紹介のページはこちらから→「1ねん1くみの1にち」
「いちねんせいのいちにち」

いちねんせいのいちにち
【作】おか しゅうぞう
【絵】ふじた ひおこ
【出版社】佼成出版社
【ページ数】36
朝、家を出るところから、順を追って物語が進行していきます。
娘の学校も、朝は集合場所に行き、集団登校します。
学校によって、登校スタイルは変わるとは思いますが、娘の場合は、イメージしやすかったのではないかと思います。
とても助かりました。
子供達がいきいきと描かれており、入学前にお子様と目を通すことによって、期待感も高まるのではないかと思います。
特に、少し不安を感じているお子様には、安心感も与えられるいい絵本です。
詳しい絵本紹介のページはこちらから→「いちねんせいのいちにち」
「がっこうだってどきどきしてる」

がっこうだってどきどきしてる
【文】アダム・レックス
【絵】クリスチャン・ロビンソン
【訳】なかがわ ちひろ
【出版社】WAVE出版
【ページ数】32
ワシントン・ポスト紙パブリッシャーズ・ウィークリー誌カーカス・レビュー誌が選ぶ2016年ベスト絵本。
2018年、読書感想文課題図書の一冊で、小学校1年生になった娘と読みました。
学校目線の絵本です。
新しく建てられた建物には、「がっこう」と書いてあります。
「がっこう」はどきどきしました。
だって、まだ生まれたばかりだし、全てがはじめてだったからです。
そこに、大勢の子供がやってきます・・・
学校は、今年も、もうすぐ新一年生を迎えます。
子供達もどきどきしているけれど、がっこうだって、どきどきしてる。
入学前に読み聞かせてあげたい、おすすめの絵本です。
詳しい絵本紹介のページはこちらから→「がこうだってどきどきしてる」
「とにかくさけんでにげるんだ」

とにかくさけんでにげるんだ
【作】ベティー・ボガホールド
【訳】安藤 由紀
【絵】河原 まり子
【出版社】岩崎書店
【ページ数】32
6つのシーンを想定し、危険との遭遇と対処法を、子供にも分かりやすく教えてくれる絵本です。
知らない人だけでなく、時には、顔見知りでも、親戚でも、「危険な人」になり得るのだと、教えてくれます。
私は、「大人を信じなさい」というのは、たてまえで、たとえ知っている大人でも、絶対について行ってはいけないと、はっきりと言い聞かせています。
さみしい気もしますが、子供の身を守るためです。
具体的に(信用していい大人の)名前をあげ、それ以外の大人に声をかけられても、「一度家に帰りお母さんと一緒に行きます」と伝えられるように、または助けを求められるように、思い付く限りのシーンを想定して、何度も練習しました。
まずは、どんな大人がいて、どんな危険が潜んでいるのかを、子供に知らせること、そして、自分の身を守る術を、出来る限り具体的に教えておく必要があると思います。
そのきっかけとして、活用できる絵本です。
詳しい絵本紹介のページはこちらから→「とにかくさけんでにげるんだ」
まとめ
もうすぐ卒園式。
一緒に成長した、この数年間を、絵本を通して子供と一緒に振り返ったことも・・・
入学前。
心の準備にと、「いちねんせい」に関する絵本をたくさん一緒に読んだことも・・・
どちらも、つい昨日のことのようです。
春からいよいよ小学生!
期待に胸を膨らませる子・・・
不安で胸がいっぱいの子・・・
特に何も感じないおおらかな子・・・
お子様のタイプによって、様々だと思います。
どんなタイプのお子様にも、小学生になる前に、こんな絵本を読むことで、少なからず、その子なりの心構えができるのではないかと思います。
その時期にしか読めない絵本、その時に読んだから、心に響く絵本が、あります。
卒園、入学の絵本を探されている、どなたかのお役に立てましたら、幸いです。
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