胎教はされていますか?
胎児への読み聞かせって、ほんとに効果あるの?
どんな絵本を読み聞かせたらいい?
そんな疑問をお持ちの、これからママになる方へ、実際に私が胎教で読み聞かせた絵本、おすすめの10選をご紹介したいと思います。
胎教の読み聞かせについては、こちらにも書かせていただきましたので、ご興味がありましたらご覧ください⇒「胎児にも伝わる。胎教で絵本の読み聞かせがおすすめな理由と効果」
絵本の「読み聞かせ」は、手軽に、時間が空いた時にできる胎教のひとつです。
簡単ですので、是非、絵本を通して、お腹の赤ちゃんとコミュニケーションをしてみてください。
胎児は、お腹の中でも、お母さんの愛情をしっかりと感じられるそうです。
一方通行、ということは決してありませんので、絵本を読んで、お母さんのあたたかい声と心を伝えてあげてください。
生まれたお子さんも、一緒に楽しめる日が必ず来ます。
目次
かみさまからのおくりもの

ひぐち みちこ 著/こぐま社
赤ちゃんが誕生したときに、誰もがみんな、神様から、何かひとつ贈り物をいただいているんだよ、というお話です。
5人の赤ちゃんが登場し、どの子も神様から贈り物をいただきます。
「うたがすき」「よくわらう」「よくたべる」それぞれ性格も個性も違うけれど、どんな子にも、素晴らしい贈り物を神様は与えてくれました・・・
貼り絵で描かれた絵が、やわらかく、妊娠中の不安な心を和らげてくれます。
赤ちゃんの時期、何年か経ち、成長して、本の内容が理解できるよになったとき、それぞれ違った楽しみ方ができる素敵な絵本です。
読んだ後は、きっといつでも、幸せな気持ちに包まれると思います。
うまれてきてくれてありがとう

にしもと よう 著/黒井 健 イラスト/童心社/32ページ
かみさまに「もう生まれていいよ」と言われた赤ちゃんが、母親を捜す旅に出ます。
色々な動物に出会いながら、みんなには、あたたかい存在のお母さんがいることを知ります。
そして、自分も、お母さんからの愛情を求めます。
「はやく会いたい」
ついに、お母さんを見つけます。
その日「ぼく」は、お母さんのお腹に入りました・・・
妊娠中、この絵本を読んでは、あたたかい気持ちになって、我が子の誕生を楽しみにしていました。
4歳の娘は、未だに本棚からこの絵本を出し、読むことがあります。
詳しい絵本紹介を見る⇒「うまれてきてくれてありがとう」
ちいさなあなたへ

アリスン・マギー 著/ピーター・レイノルズ 絵/なかがわ ちひろ 訳/主婦の友社/40ページ
「あのひ、わたしは あなたの ちいさな ゆびを かぞえ、 その いっぽん いっぽんに キスを した」
一人の女の子の人生が、はじまりました。
そして、女の子は、いつの間にやら大きくなり、「赤ちゃん」は「子供」に成長していきます。
お母さんは、考えます。
これから、娘の人生に訪れるであろう、様々な出来事。
巣立つ日。
そして、その先にくる、娘の老後に至るまで・・・
この絵本は、いつ読んでも「今」目の前のことに、目を向けられるようになる絵本です。
特にもうすぐ女の子のママになろうとしている方、また、既に女の子を出産されたママにもおすすめです。
詳しい絵本紹介を見る⇒「ちいさなあなたへ」
あなたがだいすき

鈴木 まもる 著/ポプラ社
「わたしは あなたが だいすきです せかいで いちばん あなたがだいじ」
ちいさな子供を、大きな体で動物たちが包み込み、ほおずりします。
子供は、動物たちの首に腕を回し、抱きつき、ほほを寄せ、幸せそうに目をつぶります。
「どこへだって あなたを たすけに いく いつだって あなたの みかた」
わしや恐竜が、ゆうゆうと小さな子を乗せて前進します。
そして、あなたを、特別大好きなのは・・・
お腹の赤ちゃんにも、うまれてからも「あなたがだいすき」という気持ちは、毎日何回も伝えてあげたくなると思います。
シンプルだけど、一番子供が喜ぶ言葉は「あなたがだいすき」かも、しれません。
お腹の赤ちゃんにも、沢山沢山、伝えてあげてください。
みんなであなたをまっていた

ジリアン・シールズ 著/アンナ・カリー 絵/ほるぷ出版
「みんなで あなたを まっていたとき くうきは すんで かがやいていました」
あなたが生まれるのを、家族みんなが待っていました。
お父さん、兄弟、おじいちゃん、おばあちゃん、親戚、みんなが、あなたを待っていました。
部屋の準備をして、ベッドを整えて、人形や、おもちゃを用意して・・・
あたたかさを感じる水彩画に、優しく語りかけるような文章。
今まさに、出産の準備をされているママに、読んでいただきたい絵本です。
そして、赤ちゃんが生まれてきたら、こんなにみんなに望まれて、生まれてきたんだよと、教えてあげてほしいです。
上のお子さんがいらっしゃるご家庭は、お兄ちゃん、お姉ちゃんと一緒に、お腹の赤ちゃんに読んで聞かせてあげるのもいいかもしれません。
どんなにきみがすきだかあててごらん

サム・マクブラットニイ 著/アニタ・ジェラーム 絵/評論社/32ページ
大きな茶色い野うさぎ「デカウサギ」と、小さな茶色い野うさぎ「チビウサギ」の物語です。
チビウサギは、デカウサギに聞いてみたくなりました。
「どんなに、君が好きだか、当ててごらん。」
そこから、デカウサギとチビウサギの、どちらがどれだけ相手を好きと表現できるかの、競争が始まります。
「どんなにきみだすきだか」を競って表現し合うなんて、本当に素敵な遊びです。
チビウサギは、決して、デカウサギにかなうことはないのですが。
2わのうさぎは、親子のように心が通じ合っています。
ほのぼのとした、ウサギの世界に癒される絵本です。
お子様が成長されてからも、きっと役立ってくれると思います。
詳しい絵本紹介を見る⇒「どんなにきみがすきだかあててごらん」
パパとママのたからもの

サム・マクブラットニイ 文/アニタ・ジェラーム 絵/小川 仁央 訳/評論社
くまの家族の物語です。
こぐまたちは、お父さんお母さんに質問を投げかけます。
「どうして僕たちが世界で一番って、わかるの?」
「ぼくたちの中で、パパは誰が一番好きなの?みんなが一番には、なれないもの」
お父さんと、お母さんは、丁寧にひとつひとつの質問に答えていきます。
愛情あふれる物語です。
やわらかい挿絵に、素敵なお話しで、とても優しい気持ちにしてくれる絵本です。
お子様が生まれたら、夜の寝かしつけにもおすすめの一冊です。
詳しい絵本紹介を見る⇒「パパとママのたからもの」
はじめてのことば100

ポプラ社/24ページ
赤ちゃんが、はじめて覚えたい厳選された言葉100が、写真と共に掲載されています。
こちらにも書かせていただいたのですが⇒「胎児にも伝わる。胎教で絵本の読み聞かせがおすすめな理由と効果」
私が実際に、胎教で読み聞かせたものが販売されていないため、一番近いものをご紹介させていただきました。
この絵本は「絵」ではなく「写真」が掲載されています。
絵よりも、写真のほうが、赤ちゃんが言葉と実際のものを結び付けやすいのではないかと思っています。
是非、胎児の時期から、お母さんの強いイメージと共に、赤ちゃんに送ってあげてください。
詳しい絵本紹介を見る→「はじめてのことば100」
はいくないきもの

谷川 俊太郎 著/皆川 明 イラスト/クレヨンハウス/24ページ
私自身が、谷川俊太郎さんが大好きで、子供が生まれてからは、何冊も谷川さんの本を一緒に見ています。
とくに、独特なことばあそびが子供にはウケるのですが、意味のあるようなないような、その言葉の世界に、何度も何度もおもしろがっては「読んで」と頼まれることが多いのです。
まだ言葉を自由に扱えないような時期にでも、谷川さんの難しいと思われる言葉遊びを、子供は楽しめるものなのだなと、発見しました。
私は、胎教のときには間に合わなかったのですが、そんな気づきがあったので、このような本も、ご興味があれば、お腹の赤ちゃんに読み聞かせてあげてもよさそうだなと、思います。
皆川明さんが描く、独特で楽し気で、チャーミングな絵も見どころです。
お腹の中の赤ちゃんに、楽しい絵のイメージを送ってみてください。
詳しい絵本紹介を見る⇒「はいくないきもの」
赤ちゃんがうまれる

ニルス・タヴェルニエ 作/中島 さおり 訳/杉本 充弘 監修/ブロンズ新社/64ページ
文句なしにおすすめの一冊です。
私は、妊娠初期から、出産直前まで、毎日この本を開いていました。
今、自分の身体に起きていること、そしてこれから起きることを、鮮明な画像とともに、教えてくれる本です。
目に見えないことへの不安、出産への恐怖を和らげ、命の誕生の素晴らしさを伝えてくれました。
詳しい絵本紹介を見る⇒「赤ちゃんが生まれる」
まとめ
いかがでしたか?
特にはじめての妊娠、出産を迎えるママは、わからないことが、沢山。
喜びや、楽しさと同じくらい、不安を抱えてしまうこともあるかもしれません。
私も、そうでした。
自分ひとりで頑張らないで、お腹の赤ちゃんを味方につけてください。
きっと、胎児のときから、胎教で心と心が結ばれた赤ちゃんは、生まれてからも、ずっとママの味方でいてくれるはずです。
ママが守ってあげるね、ではなく「一緒に頑張ろうね」で、いいのではないかと、私は思います。
むしろ、出産の時は、娘の強さに私が力をもらったくらいです。(今も、そういうことが多々ありますが。)
お腹の赤ちゃんと、心を通わせて、楽しいマタニティライフを送ってください。
何か一つでも、参考にしていただけることがあれば幸いです。
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