梅雨明けから夏までをユーモアいっぱいに描いた絵本「なつのおとずれ」




絵本の情報

なつのおとずれ

【作・絵】かがくい ひろし

【出版社】PHP研究所

【ページ数】32

「なつのおとずれ」のあらすじ

「てんきよほうの じかんです。きょうは、かみなり おおあめ とっぷう あられに ごちゅういください。つゆあけは もうすぐでしょう」

 

「あれっ、よんでる?」

 

「よんでる みたいだね」

 

「わたしたち、そろそろ でばんの ようです」

 

「よーい」

 

どーん

わっせ わっせ わっせ わっせ わっせ わっせ

 

「ぼくも ついていって いい?」

「これは かとりせんころうさん、いっしょに いきましょう」

 

「おねがい いっしょに いくーっ」

「これは これは とうもろこしぞうさん、いきましょう いきましょう」

 

「おいていかないでーっ」

「これは きんぎょばちかさん、いっしょに いきましょう」

 

「おいらも おいらもーっ」

「これは これは うきわのすけさん、いきましょう いきましょう」

 

「かみなり おおあめ とっぷう あられだー いよいよ つゆあけだー いそげ、いそげー」

 

「おーい こっちこっち」

「あー いたいた ながしそうめんおじっちゃんだー」

 

ながしうきわー

ながしきんぎょー

ながしとうもろこしー

ながしとりせんこー

ながしせんぷうきー

ながしひまわりー

ながしせみー

ながしかぶとー

ながしめろんー

ながしすいかー

ながしごおりー

ながしそふとー

 

しゅるしゅるしゅる

「あぁ おひさまだー!おまたせしました」

 

「やあ、みんな ごくろうさん。むかえに きたよー」

カパーッ

(おひさまが口を開ける)

 

パクッ

「それでは いくとしますか」

 

パッカー

「みんな よろしくねー」

 

「はーい、いってきまーす」

 

「いよいよ なつが やってきました。きょうは あつくなるでしょう。ぼうしを わすれずに、ねっちゅうしょうには ごちゅういください」




感想

かがくいひろしさんの絵本は、6歳の娘が大好きです。

絵が可愛いですし、テンポがよく、ユーモアが盛り込まれています。

 

夏が来る前に、夏らしい絵本を探していて見つけました。

夏の風物詩が勢ぞろいするこの絵本は、「夏目前!」という気分を存分に味わうことができます。

 

ちょうど梅雨入りの頃に読めば、これから梅雨が明けたら、夏がやってくるんだよ、ということも教えてあげることができます。

幼児から小学校低学年におすすめです。

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