絵本の情報
おひめさまはねむりたくないけれど
【作】メアリー・ルージュ
【絵】パメラ・ザガレンスキ-
【訳】浜崎 絵梨
【講談社】そうえん社
【ページ数】33
あらすじ
なかなか寝付かない、お姫様のお話です。
「わたし まだ あそんでいたいもん」
「わたし まだ ねむくないもん」
お姫様は、日が落ちても、眠りたくありません。
「それでも、パジャマには着替えておきましょうね。」
「それでも、寝る準備はしておきましょうね。」
王様とお妃さまに言われるまま、お姫様は、だんだんと眠る準備をしていきます。
「ねえ、おとうさま、おかあさま、世界中の、みんなが、寝るの?」
お姫様は質問します。
ネコも。
こうもりも。
くじらも。
かたつむりも。
くまも。
「一日が終わると、世界中の命が眠りにつくのよ。」
それぞれの動物が、どんな風に眠りにつくのか、ひとつひとつ説明してもらった、お姫様。
本当は、まだ、眠りたくはないけれど。
説明してもらったように、ベッドの中でひとつひとつの動物の眠りを想像するうちに、ぐっすりぐっすり、眠りにおちてゆきます・・・
感想
幻想的な絵と、両親の包み込むような優しい愛の物語は、小さな子供を、ゆっくりとゆっくりと、眠りに誘います。
わがままなお姫様の設定なのかな?と思いながら読み進めていくと、案外そうでもなく、お姫様の「まだねむりたくない」という気持ちを汲み取り、真摯に対応してくれる両親の言うことを、素直に聞いていきます。
我が子は、寝かしつけにとても苦労したのですが⇒「我が家の読み聞かせ」もっと早く、こんな素敵な絵本に出会いたかったなぁと、読み聞かせながら思いました。
お母さんの子守唄を聴いているような、安心と安らぎを感じられる、寝かしつけに読むには最適な絵本です。
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