絵本の情報
泣いた赤鬼
【著】浜田 広介
【絵】梶山 俊夫
【出版社】偕成社
【ページ数】47
感想
優しい心をもつ「おに」の話です。
外見で判断してはいけない、ということ、友情の大切さを、教えてくれます。
「泣いた赤おに」の絵本は、色々ありますが、この絵本は浜田広介の原作をそのまま載せているのが特徴です。
原作は、絵本としては少し長めで、夜寝る前に読み聞かせるときは、時間がかかります。
ですが、そのぶん物語の情景や赤おにの心の動き・悲しみがしみじみと伝わってきます。
この絵本で、もうひとつ特徴的なのが梶山俊夫の力強く独創的な挿し絵です。
物語をより趣深いものにしています。
子供の心にも訴えるものがあるようです。
最後に、赤おにがしくしくと涙を流して泣く場面があるのですが、「おに」にも人間と同じ感情があるのだなと、自分なりに、理解しようとする娘の気持ちが伝わってきます。
実は、寝かしつけに苦労していた時期に、「鬼から電話」というスマホアプリを使い、「寝ないと鬼から電話が来る」という恐怖を植え付けてしまったことがあり、今考えるとひどいことをしたなぁと、反省しています。
その後こちらの絵本を夜の寝かしつけに読み、私も、子供も、この絵本が大好きになりました。
鬼は苦手な娘ですが、何度も何度も読んでいます。
「泣いた赤おに」をお探しでしたら、是非こちらの絵本をおすすめします。
お誕生日のプレゼントや入園祝いにもおすすめです。
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