絵本の情報
きょうというひ
【著・絵】荒井 良二
【出版社】BL出版
あらすじと感想
「きょう」という一日の大切さを教えてくれる絵本です。
「きのうの よる ゆきが ふりました。しずかに しずかに ふりました。」
静かに物語が始まります。
あさひが ゆきを てらして
きょうというひの はじまりです
きらきら まぶしい はじまりです
_本文より
「きょうというひ」に目覚めた少女が、雪で小さな家をたくさん作り、その中にロウソクをひとつひとつ灯していきます。
あとはただ、きえないように… きえないように…という少女の祈りが続いていきます。
何かがおきるわけではなく、静寂を感じ、それを楽しむ、絵本です。
でも、とても優しくあたたかく、そして凛とした空気が流れています。
しずかにしずかに、ゆっくりと、読みたくなる絵本です。
子供に、一日一日を、今日という日を大切にしてほしいという気持ちから、読み聞かせました。
それが伝わったのかどうかは分かりませんが、空気は読み取ってもらえたようです。
静かに、隣で聞き入っていました。
個人的に、好きな絵本です。
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