迫りくる台風!構図と緊迫感が絶妙な絵本「たいふうがくる」




絵本の情報

たいふうがくる

【著】みやこし あきこ

【出版社】BL出版

【ページ数】32

「たいふうがくる」のあらすじ

きょうは きんようび。

あしたは かぞくで うみに いくんだ。

でも・・・・

 

さっき ホームルームで せんせいが いったんだ。

これから たいふうが くるから、きょうは もう

げこうするようにって。

 

たいふうなんて やだ。

ずっとまえから うみに いくのを たのしみにしてたのに。

みるたびに そらは どんよりしていく。

あーあ・・・。

 

おかあさんたちは、てきぱきと たいふうの じゅんびを はじめた。

あまどを しめたり、うえきばちを いえのなかに いれたり。

 

あめの おとが して、ぼくは そとを みた。

 

たいふうが きたんだ!

 

ごはんの あいだも、ぼくは たいふうが きになって しかながない。

 

うわあ、すごい おと!

ふとんのなかに ひなんだ!

 

ふとんを かぶると、あめの おとは すこし ちいさくなった。

 

たいふうを おいはらう きかいが あると いいのにな。

 

どようび、ぼくは いちばんに めが さめた。

心憎い考えと計算でつくられた絵本である。秀逸なのは目線のアングルである。普通の絵本の構成では比較的読者に対する説明要素も含めて、少し高い視線で見た場面を描くことが多い。「たいふうがくる」ではアングルが机の高さ位から床に近いローアングル、夢の中の船は逆に仰ぎ見るような、動き回るカメラ目線を駆使した変化を見せている。嵐の夜は魚眼レンズのように。

この絵本はテーマを象徴するのにモノクロが似合い、土曜日の朝、カーテンを開いた時の唯一の青色が光っているのが心地よい。

絵本作家 杉田豊(絵本おびより抜粋)




感想

大阪国際児童文学館主催日産自動車協賛、第25回ニッサン童話と絵本のグランプリ絵本大賞受賞作品。

「たいふう」って特に子供の頃は特別な感情を抱きました。

台風が迫りくるときの不安や家族の慌ただしさ、そのときの子供の心の動きが見事に表現されています。

 

5歳の娘は、「台風が来る」と聞くと心がざわつくようで、心配ばかりしています。

ちょうど月曜日、この辺りを台風が直撃するということで、幼稚園が休園になりました。

大きな被害、災害が起きなければいいのですが・・・

 

主人公は、休日に海にでかける予定です。

なのに台風が来るから学校は早目に下校することになってしまいます。

台風は去ってくれるかな、海に行けるかな、一緒にドキドキしながら読み進めることができるのではないでしょうか。

自分に重ねながら、台風がやってくるときの気持ちを共感できる絵本です。

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