5月18日発売!ヨシタケ史上一番つまんない絵本「つまんないつまんない」




今、大人気の絵本作家、ヨシタケシンスケさん。

 

2017年5月18日に、また新刊絵本が発売になりました。

 

発売前、4月号月刊MOEに、絵本付録として、ヨシタケシンスケさんの「つまんない つまんない」ミニ絵本が付いていました。

今回は、「つまんないつまんない」ミニ絵本の内容と感想を、お伝えします。

 

こちらに、そのときの雑誌の内容を記事にしました☟

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2017.03.07

ヨシタケシンスケさんの魅力が満載の、4月号でした。

 

ヨシタケシンスケさんの著書が大好きな5歳の娘もハマっていました。

 

「つまんないつまんない」はこんな内容の絵本

絵本の情報

つまんない つまんない

【文・絵】ヨシタケ シンスケ

【出版社】白泉社

【ページ数】32

「つまんないつまんない」のあらすじ

ひとりの男の子が主人公です。

 

うーん・・・

なんか つまんない。

 

ウチの おもちゃは

もう みんな つまんないし、

きょうは テレビも

つまんない。

 

ていうか・・・

つまんないのって だれのせい?

どうして つまんないんだろう。

つまんないって、なんだろう。

 

たとえば

「ぐるぐるまきにされる」のって

すごく おもしろそうだけど、

ずーっと ぐるぐるまきのままなのは

つまんなそうだ。

 

「ずーっと なにかが おなじ」

っていうのが つまんないのかな。

 

このあと、男の子が「つまんない」について想像を広げていきます。

 

こんな公園は、つまんなそう。

自分の思い通りにならないと、つまんないのかな。

ダンゴムシって「つまんないな」って思うんだろうか。

世界一つまんない遊園地って、どんなところだろう。

そもそも「つまんない」って言葉は誰が考えたんだろう。

つまんない人が300人くらい集まったら、おもしろくなるのかな。

一番つまんないのって、何歳だろう。

楽しそうにしてるけど、ほんとは つまんない人って、いるのかな。

 

ヨシタケシンスケさん独特の、発想と爆笑の世界に引き込まれます。




感想

5歳の娘は、大爆笑でした。

このミニ絵本を宝物のように、しばらくはどこへ行くにも持ち歩いていました。

 

そういえば、「つまんない」って、自分が子供の頃、よく口にしていたな、と思います。

 

大人の用事に付き合わされて、「つまんない」。

勉強「つまんない」。

休みの日に、家で過ごすの「つまんない」。

 

娘は、常に楽しそうで、まだ「つまんない」と言ってくることはないのですが、もう少し成長してくると、この「つまんない」が口から出てくるようになるのではないかなぁと、思います。

 

私自身もそうでしたが、親に向かってこの言葉を発するとき、大抵「自分で考えなさい、自分で何とかしなさい」って言われた記憶があります。

 

大人に聞いても、何の解決にもならないなと、聞くたびに思っていました。

この絵本に出てくる男の子も、そうでした。

 

最後は、お父さんに解決策を求めますが・・・

「そのはなし、こないだもきいたから・・・つまんない!!」

ってなりました。

 

つまんないときは、つまんない。

こればかりは、どうしようもないのですが、でも「つまんない」をこんなに面白くできるなんて、すごいなぁと、思いました。

 

ヨシタケシンスケさんらしい、楽しい発想絵本です。

この絵本ができるまで

ヨシタケシンスケさんのお子さんが、「つまんない」ってよく言うそうです。

 

この「世界が俺を楽しませてくれない」というクレーム、自分も子供の頃によく言っていたな、よく分かる!ということが、この作品のモチベーションとしてあるのだそうです。

 

「つまんないこと」をいっぱい考えるのって、おもしろい!

っていうその一言を覚えてくれていれば、「つまんないって、今、何がつまんないんだろう」と考えだすきっかけになれば、と思って作られたそうです。

 

この絵本を読めば、その子なりの「つまんない」を考えるきっかけになると思います。

 

「つまんない」けど、「つまんないこと」を考えるのって、本当におもしろいです。

この絵本は、子供だけではなく、大人も共感できる部分が沢山あると思います。




まとめ

ヨシタケシンスケさんの絵本は、図書館で借りようとしても「予約待ち」でなかなか借りることができないほど、人気です。

きっと、新刊「つまんないつまんない」を楽しみにされてる方も多いのではないでしょうか。

 

5月18日に発売される「つまんないつまんない」は、「MOE」の付録絵本の内容に、大幅加筆されているそうです。

私も、娘と一緒に読んでみたいので、発売を心待ちにしています。

 

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